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アンチノミー・二律背反|哲学の用語解説

 
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どうもこんばんは、高橋聡です。今日は一気に寒くなった感じでしたが、なんとか無事に1日を終えることができました。仕事に行くにも大変だからこそ、普通に過ごせる日のくらしも幸せになるということを最近よく考えます。やはり波があるからこそ人生ですよね。

前回の記事|物自体と現象

さて前回は、物自体と現象というカントの重要な用語を見てきました。物自体は認識できず、わたしたち人間の現実は全て現象の世界なのでした。以下にリンクを貼っておきます。

アンチノミー・二律背反

アンチノミー(二律背反)とは、二つの矛盾して両立しない命題や法則が、どちらも真に成り立つことをいいます。カントは見たり聞いたりできる経験の領域に用いる理性の原理を、経験をこえて思考の領域に拡大適用しようとすると、4つのアンチノミーがあらわれると考えました。1.世界は有限か、無限か。2.物体は単純なものからなるのか、無限に分割可能なのか。3.自由はあるのか、ないのか。4.神はいるのか、いないのか。
カントによれば、これら4つの問いはどちらの立場に立ってもアンチノミーが生じてしまいます。その原因はどの問いも理論理性の認識の限界を超えているからです。認識の限界を超えた問いは理論理性には答えられません。そのために認識の限界を吟味する批判哲学の必要性をカントは訴えたのでした。
以上、アンチノミーについて用語の意味を見てきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
高橋聡記す

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