カテゴリー|哲学の用語解説
どうもこんばんは、高橋聡です。今日は休みでちょこちょこ外に出かけたのですが、人は案外多いですね。コロナもワクチンの影響でだいぶ重症化のリスクが減るみたいなので、良いニュースもあるのに期待しつつ、でも油断もしすぎてはダメだなと思っています。我々は悲観論に走りすぎても、楽観論に走りすぎてもいけないのです。
前回の記事|アプリオリ
さて前回の記事はアプリオリという単語について見てきました。アプリオリとは経験に先立つといった意味です。以下にリンクを貼っておきました。まだ読んでいない方や興味ある方はぜひ読んでみてくださいね。
カテゴリー
カテゴリーとは一般的には分類や区別の範囲をさし、範疇と訳されます。カントにおいては、主観がアプリオリに備えている思考の形式・枠組みのことをさします。感性の形式が時間と空間であるのに対し、悟性の形式をカテゴリーと呼ぶのです。主観は感性に経験的に与えられた多様な感覚的印象を悟性の思考形式であるカテゴリーの元に包摂し、その枠組みの中で統一して対象を構成するとカントは考えました。カテゴリーには原因と結果、実体と属性などの性質に関するものがあります。
カテゴリーは純粋悟性概念とも呼ばれます。悟性の全領域を満たす完全性および体系性を期すためにカテゴリーを一般論理学の判断表からカントは導出しようとしました。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
高橋聡記す