歴史哲学

カント

正しいことをする|サンデル『これからの「正義」の話をしよう』第1章を読む

どうもこんばんは、高橋聡です。本日は大阪は雨の予報でしたが、雨は降らずに比較的暖かい曇りとなりました。車で出かけましたが、昼間は冷房をつけておりました。さて、前回まではサンデルの正義論を読む前に知っておいたほうがよい前提を見てきました。前回...
心理学

フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ ヤコブ・ブルクハルト(1818-1897)←ヤコブ・ブルックハルト p54 |『自由からの逃走』9

ブルクハルトはスイスの歴史家、文化史家で特にルネサンスの研究で有名です。ベルリン大学にて近代歴史学の祖ランケに歴史学を学び、クーグラーに美術史を学びました。数回イタリアを旅行し、古代ギリシャやルネサンス期の文化などから深い人間性への洞察を行...
東洋哲学

自分を知るための三つの鏡|シリーズ100分de名著で読む『貞観政要』3

どうもこんばんは、高橋聡です。今回は『貞観政要』の続きを読んでいきましょう。『貞観政要』には太宗が良い意思決定をする際に考える「三鏡」というものがでてきます。「三鏡」こそ太宗が良いリーダーでいることができた大事な考え方の一つだとぼくは感じま...
東洋哲学

リーダーの条件|シリーズ100分de名著で読む『貞観政要』2

どうもこんばんは、高橋聡です。すっかり夏の景色も遠ざかり、秋も深まってまいりました。このまま冬に突入しそうな雰囲気ですね。季節の変わり目なので風邪など引かぬように気をつけましょう。もちろんコロナウイルスも気をつけましょうね。さて、前回は『貞...
東洋哲学

唐の太宗の統治した時代の状況をみて、『貞観政要』の前提を知る|シリーズ100分de名著で読む『貞観政要』1

どうもこんばんは、高橋聡です。9月に入って暑さが落ち着き過ごし安い日々になってまいりました。そんな中、ぼくが最近はまっている本があります。中国唐代のことを記した書物『貞観政要』です。人によっては世界最高のリーダー論の古典だと言われるくらい大...

礼儀を失するな:『春秋左氏伝』のメッセージ

こんばんは!草の根平和推進者 平高橋聡です。今日はあなたに儒教の教典からメッセージをお伝えしましょう。春秋左氏伝〈上〉 (岩波文庫) 岩波書店1988-11-16『春秋左氏伝』隠公十一年//礼は、国家を秩序づけ、社稷を安定させ、民・人を序列...

楽しみ事を増やし、憂いにきっちり対処しよう:『春秋左氏伝』のメッセージ

こんばんは!草の根平和推進者 平高橋聡です。今日はあなたに儒教の教典からメッセージをお伝えしましょう。春秋左氏伝〈上〉 (岩波文庫) 岩波書店1988-11-16:『春秋左氏伝』昭公十五年//王はきっと天寿を全うできまい。「楽しみ事で人は生...

日本は歴史の浅い国。うぬぼれるな:内藤虎南先生のメッセージ

こんばんは!草の根平和推進者 平高橋聡です。日本の歴史学者、内藤湖南先生の著作を取り上げます。内藤先生は独自の歴史観を持ち、京都帝大で教鞭をとり、慧眼からくる様々な深い洞察を現在の世に残しました。その内藤先生の著作「日本文化史研究」からのメ...