哲学・思想

人生論

触媒としての自己の役割を知る|『思考の整理学』を読んで

お久しぶりの挨拶どうもお久しぶりです、さとやんです。なかなかブログを執筆する気力がわかず、更新ができていませんでした。でも最近何か書きたいなあという自分の中での欲求が少しずつ高まってきましたので、またブログを再開していきたいと思っています。...
人生論

ことばにできない知識を認識するおもしろさ|第137回人間塾in関西の課題本『暗黙知の次元』を読んで

どうもみなさん、こんばんは。高橋聡です。最近はさとやんと名乗っているので、このブログでもそう名乗ることがあるかもしれません。6月に入りましたが、例年より雨が多く、劇的に暑い日はない印象です。梅雨が終わったら暑くなりすぎて大変そうな予感もしま...
人文科学

「人間の条件」をふりかえって考えてみる|第133回人間塾in関西課題本 ハンナ・アレント『人間の条件』を読んで1

どうもおはようございます、高橋聡です。人間塾in関西への参加一年ほど前から人間塾in関西という読書会に参加しています。今回は先週土曜日の2月4日に京都会場で人間塾がありましたので、そちらに参加してきました。今回の課題本はアレントの『人間の条...
人文科学

美徳型正義論の概要|サンデル『これからの「正義」の話をしよう』を読む前に知っておくべきこと3

どうもこんばんは、高橋聡です。寒さが一層厳しくなってきました。風邪をひかぬように気を付けましょう。前回は自由型正義論についてみていきました。いかにリンクを貼っておきますので、まだ見ていない方はこちらを見てください。自由型正義論の概要|サンデ...
哲学・思想

功利主義の概要|サンデル『これからの「正義」の話をしよう』を読む前に知っておくべきこと1

どうもこんばんは、高橋聡です。秋も深まり、すっかり寒くなってきました。体調には気をつけて参りましょう。さて、前回に引き続きサンデルの『これからの「正義」の話をしよう』(以下、『正義』)を読む前に知っておいたほうがいいことをお話ししましょうと...
人文科学

ソクラテスはいかにして友人の逃亡勧告を断ったのか|岩波文庫『ソクラテスの弁明 クリトン』久保勉訳 読書ノート4

どうもこんばんは、高橋聡です。前回まではプラトン『ソクラテスの弁明』の読書ノートを全3回に渡り、お届けしました。ソクラテスはなぜ裁判にかけられて、どんな弁明をしたのか|岩波文庫『ソクラテスの弁明 クリトン』久保勉訳 読書ノート1ソクラテス裁...
人文科学

裁判の判決が出た後も一歩も引かないソクラテス|岩波文庫『ソクラテスの弁明 クリトン』久保勉訳 読書ノート3

どうもこんばんは、高橋聡です。今回も『ソクラテスの弁明』の読書ノート第三弾を公開したいと思います。以前の記事はこちら。ソクラテスはなぜ裁判にかけられて、どんな弁明をしたのか|岩波文庫『ソクラテスの弁明 クリトン』久保勉訳 読書ノート1ソクラ...
人文科学

ソクラテス裁判の主訴人の矛盾とソクラテスの一貫した態度|岩波文庫『ソクラテスの弁明 クリトン』久保勉訳 読書ノート2

どうもこんばんは、高橋聡です。前回から『ソクラテスの弁明』の読書ノートをつけております。前回の記事はこちら。ソクラテスはなぜ裁判にかけられて、どんな弁明をしたのか|岩波文庫『ソクラテスの弁明 クリトン』久保勉訳 読書ノート1まだ読んでいない...
人文科学

2022.1.16 フーコーの哲学の特徴とは何か?

どうもこんばんは、高橋聡です。本日は慎改康之著『ミシェル・フーコー』(岩波新書,2019)の書評を載せていきたいと思います。この本は7回読書法にて7回読書した本です。浅田すぐるさんの著書『「紙1枚! 」読書法』のマクロダイジェストという方法...
人文科学

サンデルの美徳型正義論/コミュニタリアニズム |正義論

どうもこんばんは、高橋聡です。だいぶ暑さも落ちついてまいりました。今回は、サンデルの美徳型正義論であるコミュニタリアニズムについて考えたいと思います。その前に前回の記事について少し見ていきましょう。前回の記事|ロールズの自由型正義論前回はロ...
人文科学

ロールズの自由型正義論|正義論

どうもこんばんは、高橋聡です。本日は久々に暑くなりました。暑いと過ごしづらいですが、あまり気温が上がらなさすぎると野菜が不作になったりするので、適度に暑い日もあったほうがいいですよね。さて前回はカントの道徳論についてみてきました。今回はロー...
カント

自由型正義論としてのカントのリベラリズム|正義論

どうもこんばんは、高橋聡です。最近雨が降っていると涼しいを通り越して寒いくらいです。こんなに気温が低いと夏野菜などの出荷量が減ったりするので、少し不安です。とはいっても気にしすぎてもしかたないので、元気に過ごすしかありませんね。さて、前回は...
人文科学

自由型正義論としてのリバタリアニズムについて考える|正義論

どうもこんばんは、高橋聡です。前回は福利型正義論としての功利主義についてみてきました。福利型正義論では、福利(社会の幸福)の最大化を目指すことを念頭におかれていました。前回の記事は次のリンクからたどれます。 福利の最大化としての福利型正義論...
人文科学

福利の最大化を目指す福利型正義論としての功利主義|正義論

どうもこんばんは、高橋聡です。最近、ブログの更新も滞っていましたがちょこちょこ更新していく予定です。最近はサンデルなどを参照にしながら政治哲学という分野を学んでおります。その政治哲学における三つのタイプの正義論を計5回にわけて、解説していき...
哲学・思想

哲学とはなにか—哲学的省察

どうもこんばんは、高橋聡です。今日は哲学の意味について考えていきたいと思います。さっそく本文を始めます。哲学にはいろいろな意味があります。ひとつがカテゴライズの技術とでもいうべきものです。それは分類の技法と言い換えてもよいでしょう。物事を抽...