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ドコモ home 5GルータのWiFi5Ghz通信でプリンタ通信ができない問題への対処法|PCのトラブル対策


どうも、高橋聡です。今日はドコモの5G通信対応ホームルータ(SHARP HR01)を使っていて、このルータのWiFi5GHz帯通信でプリンタ印刷ができない問題への対処法をお伝えします。

この問題に対処するための前提知識

WiFi対応プリンタは2.4GHZ帯のWiFi通信しか対応していないことが多い

一般的なWiFi対応プリンタは2.4GHz帯だけしか対応していないことが多いです。2.4GHz帯WiFi通信しかできないということは、BuffaloルータならBuffalo-G-XXXX、NECルータならaterm-XXXXXX-gしかつながらないということです。ドコモのホーム5GルータであるHR01にWiFi対応プリンタをつなぐと、2.4GHz帯域のSSIDにしか接続できません。これが一つ注意すべきところです。

ドコモホームルータHR01の5GHz帯SSIDでのSSID間通信隔離機能が有効

SHARPのHR01は日本の一般的なルータと同様、2.4GHz帯SSID(以下、SSIDA)と5GHz帯SSID(以下、SSIDB)と通信周波数帯域ごとにSSIDを分離して接続するSSIDを自分で選択することができる形となっています。

となると、プリンタは2.4GHz帯通信しかできないことが多いため、SSIDAにつながります。

それに対してPCやスマホなどは接続速度が速い5GHz帯通信できるSSIDBをつなぐことが多いと思います。

ところがSHARP HR01ではSSIDBのSSID間通信隔離機能が有効となっています。この機能が有効ということは、SSIDAとSSIDBに接続した各デバイス間の通信ができないことになります。つまり、SSIDAに接続したプリンタとSSIDBに接続したPCの間の通信ができないようになってしまっている、ということになります。当然PCから印刷命令をプリンタに送ろうとしても通信できません。

なお、プリンタもPC、スマホなどすべての端末を2.4GHz通信であるSSIDAにつないでいたら、この問題は起きません。この点にも注意しておきましょう。

プリンタとPCの間の通信を有効にする対処法

では具体的な対処法を見ていきましょう。

  1. PCをSSIDAに一時的に接続します。
  2. EdgeやChromeなどブラウザを起動し、アドレスバーに「192.168.128.1」と入力します。(ルータのログイン画面にアクセスする作業)
  3. HR01のSSIDが書かれている場所に印字されているルータパスワード(英数字6桁のもの)を入力します。(ルータへログインする作業)
  4. HR01のパスワードを本パスワードに変更します。パスワード要件は8文字以上で英大字、英小文字、数字、記号をすべて使わないといけません。
  5. メニューからWiFi設定をクリックします。
  6. インターフェースをSSIDBに変更します。
  7. SSID間通信隔離を有効から無効に変更します。
  8. 設定を有効にします。

以上の処理を行うことで、SSID間通信隔離機能が無効化され、SSIDAとSSIDBとの間の通信ができるようになります。そうすることで、プリンタとPCの間の通信が双方向でできるようになり、結果的に印刷できるようになります。

以上が対処法です。意外とめんどくさいので、はやめにやっておくことをおすすめします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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