書評

書評

2024年精読本の読書感想|人間塾課題本

どうもさとやんです。 今日は大晦日。年次のおわりに今年読んだ人間塾課題本の感想を述べます。1月『真理は現実のただ中にあり』森信三 致知出版社森信三先生が現実生活のなかから得た生きる上での真理を語った講演録を複数あつめて収録したもの。朝のあい...
人生論

ことばにできない知識を認識するおもしろさ|第137回人間塾in関西の課題本『暗黙知の次元』を読んで

どうもみなさん、こんばんは。高橋聡です。最近はさとやんと名乗っているので、このブログでもそう名乗ることがあるかもしれません。6月に入りましたが、例年より雨が多く、劇的に暑い日はない印象です。梅雨が終わったら暑くなりすぎて大変そうな予感もしま...
書評

活動を見つめ直して活動の場を増やす大事さ|ハンナ・アレント『人間の条件』書評

どうもこんばんは、高橋聡です。前回に引き続き、アレントの『人間の条件』に関する記事です。今回は全体の書評を書いていこうと思っております。ぼくの思うアレントの言いたいことは何だったのか、というパートと、「ぼくの気づき」というパートの計2パート...
書評

『人間の条件』と全体主義の関係について|第133回人間塾in関西 ハンナ・アレント『人間の条件』に参加して2

どうもおはようございます。高橋聡です。最近もまだまだ寒い日が続きます。体調にはくれぐれも気をつけましょう。さて前回の記事に引き続き、人間塾の課題本『人間の条件』と人間塾のお題2の関連で今日は語っていこうと思います。その後、『人間の条件』全体...
書評

2022年マイベスト読書本15選総評

いまさらですが、2022年に読んだ本で特に注力して読んだ15冊は自分で自覚していますけど、こうした本に対して自分が評価するということは差し控えておりました。一言二言でも自分の中で何を得たか、簡潔に表現できるようでないと意味がないな感じたため...
人文科学

『慈雲尊者の仏法』第6回 人生のまことの楽しみ 小金丸泰仙|書評

どうもこんばんは、高橋聡です。今回は『慈雲尊者の仏法』第6回のミクロダイジェストをここに記したいと思います。第1回のミクロダイジェストからはじまり、6回連続でお届けしたシリーズも今回で終了となります。振り返りとして前回までのシリーズ記事を載...
人文科学

『慈雲尊者の仏法』第5回 真実への道―生と死 小金丸泰仙|書評

どうもこんばんは、高橋聡です。今回は『慈雲尊者の仏法』第5回「真実への道―生と死」についてのマクロダイジェストを紹介したいと思います。その前に、前回までのシリーズ記事を載せておきましょう。『慈雲尊者の仏法』第1回のミクロダイジェスト|書評『...
人文科学

『慈雲尊者の仏法』第4回 心の性質ー貪りと怒りー 小金丸泰仙|書評

どうもこんばんは、高橋聡です。今回は『慈雲尊者の仏法』第4回のミクロダイジェストを紹介したいと思います。今まで3回紹介してきましたが、どれも仏教の大事なことが書かれていたので、今回もそうなります。前回までの記事を紹介しておきます。『慈雲尊者...
人文科学

『慈雲尊者の仏法』第3回 自己の分限を見極める 小金丸泰仙|書評

どうもこんばんは、高橋聡です。今回は『慈雲尊者の仏法』第3回のミクロダイジェストになります。第3回のテーマは「自己の分限を見極める」ということです。それではさっそくみていきましょう。前回までの記事について少し触れておきましょう。『慈雲尊者の...
人文科学

『慈雲尊者の仏法』第2回 いのちと平等 小金丸泰仙|書評

どうもこんばんは、高橋聡です。今回は『慈雲尊者の仏法』の第2回「いのちと平等」というテーマで最も大事な問いは何かを考えてみたいと思います。ぼくがこの回で最も大事な問いだと感じたのは、”なぜ殺してはいけないのか?”という問いです。ご存じの方も...
人文科学

2022.1.16 フーコーの哲学の特徴とは何か?

どうもこんばんは、高橋聡です。本日は慎改康之著『ミシェル・フーコー』(岩波新書,2019)の書評を載せていきたいと思います。この本は7回読書法にて7回読書した本です。浅田すぐるさんの著書『「紙1枚! 」読書法』のマクロダイジェストという方法...
文章術

さわらぎ寛子さん『書く話すサイクル』|2021年12月の最近読んで良かった本

本文2021年12月、"私が最近読んで良かった本"は、さわらぎ寛子さんの『書く話すサイクル』です。具体的に特に響いたのは「書くことも話すことも、相手の求めていることを把握することが大事」という点です。もちろん、いきなり何のトレーニングも積ま...
心理学

性格を変えるのではなく、マインドセットを変えればうまくいく|ドゥエック『マインドセット』の書評

どうもこんばんは、高橋聡です。梅雨なのに雨が全然降りませんね。6月に入って月初めのお参りに御霊神社に行って参りました。感謝と平和の祈りを捧げてきました。今日は心理学に関する本の書評を記したいと思います。以下の本の書評です。キャロル・ドゥエッ...
書評

ブッダのことばと対話する–−最古の経典『スッタニパータ』

どうも、高橋 聡です。今日は岩波文庫『ブッダのことば』をとりあげて、ブッダが何を行ってきたのか考えてみましょう。原始仏典の中でもとりわけ古い仏典であると考えられているスッタニパータは、現在でも上座仏教で唱えられることもある重要な経典のひとつ...
書評

歴史とは何かを考える-歴史とは未来と過去との不断の対話である

どうも、高橋 聡です。今日は岩波新書のE・H・カー著清水幾太郎訳『歴史とは何か』を取り上げて、歴史について考えます。ぼくは大学時代東洋史学を専攻していましたので、この書を大学でまずはじめに読んだ、といっても言い過ぎじゃないくらい懐かしい書物...