ニーチェ フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ マックス・ヴェーバー(1864-1920)←マックス・ウェーバー p60 |『自由からの逃走』10 ヴェーバーはドイツ語読み、ウェーバーは英語読みで同一人物です。ヴェーバーは社会学黎明期におけるドイツの社会学者、思想家です。社会科学の各領域にマルクスと対照されるほど巨大な業績を遺しました。はじめは国民経済学をおさめて若くしてフライブルク大... 2022.08.04 ニーチェ心理学社会学・人類学社会学用語
哲学用語 フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ 自由の分類:「~への自由」と「~からの自由」 p42 |『自由からの逃走』8 フロムは自由を二種類に分類します。「~からの自由」は組織や圧力、束縛からの解放で得た自由です。自分が主体的に選び取るニュアンスが少ないため、消極的自由とも呼ばれます。たいして「~への自由」とは自分自身が積極的に自由を行使してその対象を得よう... 2022.08.02 哲学用語心理学心理学用語社会学・人類学西洋哲学
心理学 フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ 個性化(individualization) p33 |『自由からの逃走』7 “個人がその人が持つ固有の特性を自覚し、発達させ、発揮すること、またそのことが相互に尊重され、価値とされる社会の在り方をさして個性化という。” (『社会学小辞典【新版増補版】』,有斐閣,2005)上記解説文によると、個性化には二つの意味があ... 2022.08.01 心理学心理学用語社会学・人類学社会学用語
心理学 フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ 精神分析に影響を受けた人類学←精神分析的概念の人類学 p30 |『自由からの逃走』6 フロムが精神分析を社会心理学に応用しようとしたように、文化や社会に無意識の考え方を採用してこの分析を行おうとする文化人類学が20世紀前半のアメリカを中心に流行しました。北米の先住民文化にはアポロ型、ディオニソス型、パラノイア型という三つのパ... 2022.07.31 心理学心理学用語社会学・人類学
心理学 フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ フランス社会学派(デュルケム学派)←「社会学的理論(デュルケムおよびデュルケム学派)」 p21 |『自由からの逃走』5 19世紀末から20世紀初頭に活躍したフランスの社会学者エミール・デュルケムを中心に、デュルケムの弟子たちによって形作られたグループ。社会学のみならず、民族学(文化人類学)、言語学、倫理学、法学、経済学などの研究を行う学者もいました。デュルケ... 2022.07.30 心理学心理学用語社会学・人類学社会学用語
心理学 フロム『自由からの逃走』を読むための前提知識まとめ/フランクフルト学派と新フロイト主義|『自由からの逃走』2 本書を開いてすぐ、カバーの端にあたる部分に著者紹介があります。そこに出てくる単語で、フランクフルトと新フロイト主義というのがフロムの思想においてとても大事な位置を占める言葉です。一つずつ解説します。フランクフルト本書の解説などには触れられて... 2022.07.27 心理学社会学・人類学
心理学 エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』を読むための前提知識をまとめました/序文|『自由からの逃走』1 序文私がこのブログを執筆した目的があります。その目的とは、本課題本は社会思想史の流れを知らないと読みづらいところがあるから、そこを少し本書に出てくる用語ごとに解説を加えることで、19世紀末から20世紀前半の社会思想や哲学についての理解を深め... 2022.07.26 心理学社会学・人類学
社会学・人類学 文化資本の概念2|経済学的な合理的人間モデルの拡張 どうもこんばんは、たかはしさとしです。今日は初詣にいってまいりました。近くの阿弥陀山松尾寺というお寺にいってきました。如意輪観音菩薩がご本尊のお寺で、詳しい創建年代こそ不明ですが、役行者が修行した伝えられているくらい古い寺なので、創建も古い... 2021.01.03 社会学・人類学
社会学・人類学 文化資本の概念 どうもこんばんは、たかはしさとしです。今日はしまむらとBOOKOFFにいってまいりました。しまむらでは1万円の福袋を買い、BOOKOFFで本を20%引きで買いました。なかなかいい買い物ができました。これを読んでくださっているあなたは正月、ど... 2021.01.02 社会学・人類学
社会学・人類学 社会学者M・ヴェーバーの主著『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』に見る”宗教と社会の関係” どうもこんばんは、たかはしさとしです。本日は仕事で淀屋橋まで出勤しました。一応今やっている仕事が明日で区切られるため、ラストスパートでいろんな人や企業に電話をかけまくって、ほとんどリモートサポートの対応をしていた感じです。でも忙しいっていう... 2020.10.15 社会学・人類学
プロフィール 社会学者エミール・デュルケームという人とたかはしさとしという存在 どうもこんばんは、たかはしさとしです。今日は在宅で仕事をやり、新しい仕事にも慣れてきて余裕が出てきました。明日からは淀屋橋のオフィスに出勤です。実は来週から完全に新しい仕事が始まるので、そちらに向けて気持ちを切り替えていきたいと思っています... 2020.10.14 プロフィール社会学・人類学
書評 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の書評を書きました どうも哲学エバンジェリスト高橋 聡です。更新に日が空いてしまいましたが、ぼちぼち再開したいと思います。今日は『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の読書メモと書評を書きました。結構長いですが、良い本なので読んでくださいね〜。M.ウェ... 2020.04.14 書評社会学・人類学
社会学・人類学 少年犯罪における脱集団化と若者の自己肯定感の低下 どうも、哲学エバンジェリスト高橋 聡です。前回の記事では学校と職業選択における生きづらさの問題について考えました。あなたがまだ記事を読んでいないなら、次にリンクを貼りますので、ぜひ読んでみてください。 職業を選ぶという一つの社会学的試練−自... 2019.07.27 社会学・人類学
社会学・人類学 職業を選ぶという一つの社会学的試練−自己実現と生きづらさ どうも、哲学エバンジェリスト高橋 聡です。前回は個人化が進む社会でも、親密性が求められるのはなぜか、ということを考えてきました。まだ見ていない方はリンクを貼っておきますので、ぜひ見てみてください。 孤人と親密性ー個人化の行きつく果てを社会学... 2019.07.26 社会学・人類学
社会学・人類学 孤人と親密性ー個人化の行きつく果てを社会学的に見てみよう どうも、哲学エバンジェリスト高橋 聡です。暑い日が続きますね。あなたも体調を崩すことなく、健康にも気をつけて日々を暮らしてください。前回は社会学を学ぶ上での注意点を見ていきました。『Do!ソシオロジー』という書物を大いに参照して前回は書きま... 2019.07.08 社会学・人類学