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フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ ホッブズ(1588-1679) p15 |『自由からの逃走』3





17世紀に活躍したイギリスの哲学者。社会契約論の哲学者として知られます。若いときにフランシス・ベーコンの助手をして、大陸のデカルトやガリレオらの学者とも親交があったといいます。53歳のときにピューリタン革命が、91歳の死の10年後に名誉革命が起こるなど、市民革命の激動の時代に生きました。

ホッブズの主著『リヴァイアサン』は自然法や自然権の思想と結びついた社会契約説を説く本です。リヴァイアサンとは旧約聖書に出てくる怪物(古代ヘブライ語でレヴィアタンと呼ばれる)のことで、ホッブズは絶対的な権力をもつ国家の比喩としてリヴァイアサンを使っています。ホッブズは人間の自然状態においては、結局共通の権力がないので人は他人の物を奪うことを行う悲惨なものだと考え、これを「万人の万人に対する闘争」と表現しました。「平和を求めよ」という自然法に導かれて社会契約を結んで国家に人民の権利を全権委譲する、という考え方がホッブズの社会契約説のキモです。

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