人文科学系、主に哲学の専門用語の解説を中心とした雑記集

フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ ヴェルサイユ条約 p239 |『自由からの逃走』16

 
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歴史的な事件となりますが、ドイツのハイパーインフレーションと並んでナチズムの経済的な原因とされることが多い出来事ですので、ここでは取り上げます。




ヴェルサイユ条約とは、ドイツが第一次世界大戦に敗れて、1919年6月に開かれたパリ講和会議において提示された講和の条件、15編440条からなる講和条約のことです。ドイツの所有地であった、アルザス・ローレヌ地方をフランスへ引き渡し、ほかの領土を周辺国へ引き渡したうえ、植民地はすべて没収され、軍備にも制限が加えられ、賠償金の支払い、ラインラントの非武装化などが盛り込まれていました。戦争責任をドイツにのみおしつける過酷な内容で、ドイツ国民は後々まで周辺国への不満を感じていました。




この不満に付け込む形でヒトラーは国民感情を利用した側面があります。

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