西洋哲学 『方法序説』の後世への影響と批判、デカルトについての雑感|デカルト『方法序説』(岩波文庫、谷川多佳子訳)解説5、6 5.後世への影響と批判ライプニッツ デカルト哲学の問題意識を真正面から受け継ぎ、その問題点に答えようとした哲学者にドイツのライプニッツがいます。ライプニッツは二元論的世界観を受け継ぎつつ、機械論的世界論の問題点を有機論的世界論の立場から解決... 2023.08.30 西洋哲学
西洋哲学 『方法序説』の成立経緯、『方法序説』各部解説|デカルト『方法序説』(岩波文庫、谷川多佳子訳)解説3、4 3.本書の成立経緯 簡単な成立経緯は2で述べたように、『世界論』の出版を取りやめることになったデカルトが、自分の行動原理たる自身の哲学を公表したのが『方法序説』です。具体的な実例は生前に刊行できなかった『世界論』にありますが、どういういきさ... 2023.08.30 西洋哲学
西洋哲学 デカルトの生涯|デカルト『方法序説』(岩波文庫、谷川多佳子訳)解説2 2.デカルトの生涯あなたはデカルトの肖像画を見たことはあるでしょうか。上の二つに着目しましょう。上の画像が若いころのデカルトの絵だと言われていますが、今は本人をさしたものではないと言われています。下の画像がフランス・ハルスというオランダの画... 2023.08.30 西洋哲学
西洋哲学 一般的なデカルト像|デカルト『方法序説』(岩波文庫、谷川多佳子訳)解説1 はじめに昨年(2022年)の1月以来、人間塾に参加させていただいている私が、昨年末に推薦したデカルトの代表作『方法序説』が今年の課題本に選ばれたので、僭越ながらわかる範囲で解説を書かせて頂こうと決心して、この度筆を進めることにしました。自分... 2023.08.30 西洋哲学