不幸を直視する:中島義道『哲学の教科書』のメッセージ
こんにちは!
草の根平和推進者 平高橋聡です!
今日は現代日本の哲学者・中島義道先生の本から
メッセージを取り出しましょう。
中島義道『哲学の教科書』 第四章
//
哲学者の目とは、まず人生において
われわれに波のように押し寄せるこうした不幸を
ごまかさずに直視する目であると言えましょう。
本当に生きていることは大変なことですから、
「私が生きていることは良いことなのか。
私はなぜ生きているのか」と
問い続けることであるとも言えましょう。
言い換えますと、
その目は人生の「外側」から、
すなわちあたかも死者あるいは
他の天体からのの飛来者のように、
人間たちの営みを見る目です。
//
あなたへのメッセージを取り出しましょう。
あなたの目が直視すべきなのは、
あなたのたくさんの不幸だ。
生きるのは大変なことで不幸に直面するのは
当たり前、そこから自分が生きていることへの
問いが生まれてきます。
あなたはその問いに真剣に答えることが必要です。
宇宙人があなたの活動をどう評価するかのように、
客観的になって、あなたの活動を見ないといけません。
これがこの書物からのあなたへのメッセージです。