絶望はつまずきの可能性ゆえに救いがある:キルケゴール『死に至る病』のメッセージ
こんにちは!
草の根平和推進者 平高橋聡です!
あなたはキルケゴールという哲学者を
ご存知ですか?
デンマークの哲学者で、根暗な性格ですが、
その分深い考えをしている人です。
そのキルケゴールの『死に至る病』から
キルケゴール『死に至る病』
//
罪が積極的なものであるという規定は、
又全く別の意味で、
躓きの可能性、逆説をそのうちに含んでいる。
すなわち、逆説は宥和の教説からの必然的帰結なのである。
まずキリスト教は歩み出て、
人間悟性が決して概念把握できないよう、
罪を積極的なものとしてしっかりと措定する、
さてそれから、
人間悟性が決してそれを概念把握できないような仕方で、
この積極的なものを取り除こうとするのもまた、
この同じキリスト教の教説なのである。
// 創言社 山下秀智訳
あなたへのメッセージを取り出しましょう。
あなたは絶望したことがありますか?
また絶望していることに気づいていますか?
そう、全く絶望していない人はいないのです。
罪とは絶望のことです。
絶望すると、当然
あなたは救われない存在だと感じてしまう
ことがあるでしょう。
そして、何事かから救われるときに
あなたの絶望は解消できます。
でも、この絶望の解消は頭で理解して
解決できるわけではないのです。
そうではなく、あなた自身を信じ、
また信念自体を信じて行動して初めて、
あなたの絶望は解消できます。
だから、頭で理解してわかったつもりに
なるだけでは、何も解決しないということです。
わかりましたか。
あなたは絶望という罪を取り除くために、
頭で理解してわかっても、
信じて行動しなければ、
それに救いはないのです。
これがこの書物からのあなたへのメッセージです。
最後まで、読んでいただきありがとうございます!