あなたの過去の肯定:歴史哲学テーゼのメッセージ
こんばんは!
草の根平和推進者 平高橋聡です。
今日は、ドイツの哲学者ベンヤミンのメッセージをお伝えします。
「歴史哲学テーゼ」からのメッセージです。
ベンヤミン『歴史哲学テーゼ』Ⅲ
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さまざまな事件を、
大事件と小事件との区別なく、
ものがたる年代記作者が、
期せずして考慮にいれている真理がある。
かつて起こったことは何ひとつ、
歴史から見て無意味なものとみなされてはならない、という真理だ。
たしかに、人類は解放されてはじめて、
その過去を完全なかたちで手に握ることができる。
いいかえれば、人類は解放されてはじめて、
その過去のあらゆる時点を引用できるようになる。
人類が来た瞬間のすべてが、
その日には、引きだして用いうるものとなるのだ。
その日こそ、まさに最終審判の日である。
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あなたは歴史について考えたことはありますか。
あなたの経験してきた事件は、
大きさを問わず、無意味なものはありません。
あなたが自分の過去と向き合い、
過去を肯定することができてはじめて、
人類の解放を行うことが可能です。
そして、過去の事実をすべて引き出して
使うことができるものとなる最終審判の日のことです。
必ずその日は近くにきます。
これがメッセージです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。