人文科学系、主に哲学の専門用語の解説を中心とした雑記集

情熱とひらめき:『職業としての学問』のメッセージ

 
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こんばんは!


 


草の根平和推進者 平高橋聡です。


 


今日は、社会学者マックス・ヴェーバーのメッセージを


あなたにお届けします。



職業としての学問 (岩波文庫)
マックス ウェーバー
岩波書店
1980-11


 

マックス・ウェーバー『職業としての学問』


//


こうしたあまり類のない、


第三者にはおよそ馬鹿げてみえる三昧境、


こうした情熱、つまり今いったような、


ある写本のある箇所について


「これが何千年も前から解かれないできた永遠の問題である」


として、なにごとも忘れて


その解釈を得ることに熱中するといった心構え。


これのない人は学問には向いていない。


そういう人はなにかほかのことをやったほうがいい。


なぜなら、いやしくも人間としての自覚のあるものにとって、


情熱なしになしうるすべては、無価値だからである。


 


しかし、他面ではこういうことも事実である。


いかに情熱があり、またそれがいかに深くかつ純なものであっても、


だからといって、


そこから得られるはずのない結果を無理に得るというわけにはいかない。


もちろん、情熱はいわゆる「霊感」を生みだす地盤であり、


そして「霊感」は学者にとって決定的なものである。


//  岩波文庫版 尾高訳より


 


あなたは今やっている仕事や仕事にしたいことに


 


情熱を傾けていますか?


 


学問でもなんでも情熱的になれないものを仕事にしては、


 


その仕事の成果は無価値か、とても価値の低いものになります。


 


そして、知的な仕事(ワーク)では特に、


 


情熱だけでなく、突然の「ひらめき」が大事になってくるのです。


 


あなたがこうした方が良いと思う直感。


 


あなたが工夫すれば良いところをひらめくこと。


 


特に人の上に立ったりする仕事では、


 


論理よりも何よりも、そういう直感やひらめきこそ大事なものです。


 


あなたは、常に「ひらめて」いますか?


 


常に常識を疑う視点を持つ時、あなたの「ひらめき」は大きな武器となるでしょう。


 



 
 

 


以上、あなたにメッセージをお伝えしました。


 


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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