過去の投稿シリーズ:石川文康『カント入門』 第二章メモ
こんばんは!
草の根平和推進者 平高橋聡です。
過去の投稿シリーズです。
2011年04月11日11:50 mixi
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草の根平和推進者 平高橋聡です。
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2011年04月11日11:50 mixi
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・1764年の懸賞論文
「自然神学や道徳といった形而上学的真理一般の第一原理が、幾何学的真理のように判明に証明されうるか否か」
「自然神学や道徳といった形而上学的真理一般の第一原理が、幾何学的真理のように判明に証明されうるか否か」
当時のドイツで主流だったヴォルフ学派を継承するか、捨てるかを選ぶ論文。
メンデルスゾーンは継承する道を選び、カントは捨てる道を選んだ。
メンデルスゾーンは継承する道を選び、カントは捨てる道を選んだ。
メンデルスゾーン―哲学的真理と数学的真理は細部は異なるとはいえ、両方の学は矛盾律に基づいているとする。
ヴォルフの方法を踏襲する道だけが残されており、新たな形而上学の建設という問題意識は欠落。
ヴォルフの方法を踏襲する道だけが残されており、新たな形而上学の建設という問題意識は欠落。
カント―「時間とは何か」「善とは何か」といった問題に対する一義的な答えは無理である。
哲学において定義は出発点ではなく、終着点である。
また哲学は多くの証明不可能な命題を有しており、根本真理はすべて証明不可能である。
ヴォルフ哲学の最高原理である矛盾率のリコール宣言。
証明だけをして満足するような哲学から「より高い哲学」へ向かう必要性を説いた。
哲学において定義は出発点ではなく、終着点である。
また哲学は多くの証明不可能な命題を有しており、根本真理はすべて証明不可能である。
ヴォルフ哲学の最高原理である矛盾率のリコール宣言。
証明だけをして満足するような哲学から「より高い哲学」へ向かう必要性を説いた。
証明不可能な根本原理とは、
具体的にいえば『純粋理性批判』における人間の思考の根本枠(純粋悟性概念、カテゴリー)と
その客観的妥当性、『道徳形而上学原論』『実践理性批判』における道徳法則や自由などのことである。
具体的にいえば『純粋理性批判』における人間の思考の根本枠(純粋悟性概念、カテゴリー)と
その客観的妥当性、『道徳形而上学原論』『実践理性批判』における道徳法則や自由などのことである。
・ルソー告白
懺悔し、回心し、誓いを立てた。
回心―道徳的に生まれ変わること―「わたしは人間を尊敬することを学ぶ」という一文からよく伺える。
カントはルソーを通して、人間の究極目的の追求こそ哲学本来の道であることを知った。(カントはルソーを仮象批判の先駆者としてとらえていた)
人間への尊敬の念は「道徳法則への尊敬の念」として具現化される。