人文科学系、主に哲学の専門用語の解説を中心とした雑記集

理性的な悩みを解決する:『純粋理性批判』のメッセージ

 
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こんばんは!


 


草の根平和推進者 平高橋聡です。


 


今日は、哲学者イマヌエル・カントのメッセージを


あなたにお届けします。


 

純粋理性批判〈1〉 (光文社古典新訳文庫)
イマヌエル カント
光文社
2010-01-13


 


カント『純粋理性批判』R01


//


人間の理性のある種の認識には、


特別な宿命のようなものがある。


理性は拒むことができない問いに


悩まされ続けているのである。


この問いは、理性の本性そのものから課された問いでありながら、


理性はそれに答えることができない。


それが人間の理性のすべての能力を超えた問いだからである


//  光文社古典新訳文庫版 中山訳より


 


あなたは感情を押し殺して理詰めに考えようとして


 


かえって苦しくなったり、悩んだりしたことはないですか?


 


つまり、感情を押し殺した理性的な考えばかり


 


物事に対処し続けると、悩みがむしろ増大する。


 


そんな経験はありませんか?


 


そう、これには理由があるのです。


 


理性物事を問い続ける能力ともいえるので、


 


一つの疑問が解決しても、また疑問が必ず生まれます


 


だからこそ、あなたはどこかで立ち止まらないといけません


 


理性のみで問い続けても、究極の答えはでません


 


感情と理性の間に立つ能力悟性(知性)考慮したものでないと、


 


解決できないのです。


 


感情と理性どちらも納得させるやり方で、


 


問いをいったんやめ現状を見直した際に、


 


あなたは必ず答えを見つけ、解決を見出すでしょう。


 


 


以上、カントからあなたにメッセージをお伝えしました。


 


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


 


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