オリエンタリズム

サイードの『オリエンタリズム』読書中。
 
 
イスラエル・エジプトで育ち、アメリカのアカデミズムで活動した
エドワード・サイードの現代思想界を転回させた著作。
 
 
何度か読んでいますが、読むたびに気づきが得られます。
まだはじめのほうですが、サイードはフーコーの権力論に
刺激を受けつつ、オリエントとオリエンタリズムの研究をはじめたのです。
 
 
//オリエントはヨーロッパの対話者ではなく、
そのもの言わぬ他者であった。//
 
 
オクシデント(西洋)はオリエント(東洋)のことを
学術的にも、政治的にも常にもの言わぬ他者として
西洋側の都合の良いようにイメージを形作ったのです。
 
 
『オリエンタリズム』の上下巻は、このオクシデントが
オリエントをいかに扱い、差異化し、自分が有利になるように
仕向けたか、綿密なテキスト批判を行いつつ明らかにします。
 
 
今もこの状況は完全に解消されたわけではありません。
現代社会分析の一つの有効なものなんで、
一読の価値のある書物です。
ぜひ読んでみてください。

草の根平和推進者 平高橋聡

オリエンタリズム〈上〉 (平凡社ライブラリー)
エドワード・W. サイード
平凡社
1993-06

 

オリエンタリズム〈下〉 (平凡社ライブラリー)
エドワード・W. サイード
平凡社
1993-06

 


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