哲学・思想

あなたにとって役に立つとは何か

こんばんは!
哲学エヴァンジェリスト高橋聡です。
では、今日も哲学からメッセージを取り出しましょう。
今日はアメリカの哲学者パースのことばから学びましょう。
早速文章を見ていきます。
パース『いかにしてわれわれの観念を明晰にするか』
//
実際的な意味をもつと考えられるどのような効果を、
われわれの概念の対象がもっていると自ら考えているのか、
考察してみよ。
そのとき、そうした効果に関するわれわれの観念こそ、
その対象に関するわれわれの観念のすべてなのである。
この規則を実例によって例示してみよう。
最も簡単な例から始めて、あるものが堅いというとき、
われわれがどういうことを意味しているのか、と問うてみる。
明らかに、そのものは他の多くの物体によって
疵(きず)つけられないであろう。
こうした性質に関する観念と同様、
その考えられた効果のうちに存する。
堅いものと柔らかいものとの違いは、
それが検査されないかぎり、
全く存在しない。
//
ちょっと長いですが、読んでくださいね。
どういう意味でしょうか。
早速あなたへのメッセージを取り出しましょう。






あなたは何かの言葉の意味をどう考えていますか。

あなたの言葉の意味は、実際どう行動したかによって決まるのです。

そして、あなたが考えていることとは、あなたが行動したことによって

始めて意味が生まれるのです。


この考えを実例で考えましょう。

あなたが「役に立つ」というとき、どういう意味がありますか。

例えばこのペンは役に立つ、と言います。

あの役たたないペンとの違いはなんですか?

あなたが実際に使って、意味があって始めて「役に立つ」ということです。

考えも同じです。

その考えと考えによって実証された行動をテストし、

評価することによって、始めてあなたの行動は

「役に立つ」かどうかが決まります。

だから、あなたの過去の行動をテストし、
評価するきっかけが必要です。
将来の行動も、今の行動をチェックと改善とをして
はじめて活きるでしょう。

そう、これがメッセージです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
連続性の哲学 (岩波文庫)
パース
岩波書店
2001-07-16



-哲学・思想,