あなたは部下を正しく扱っているか:菜根譚のメッセージ
こんばんは!
草の根平和推進者 平高橋聡です。
今日もあなたに役立つメッセージをお伝えします。
あなたは『菜根譚』という書物をご存知でしょうか?
中国の明代、洪自誠という人の著作です。
ではさっそくメッセージをあなたにお伝えしましょう。
『菜根譚』一三六
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部下の者の功労と過失とは、
すこしもあいまいにしてはならない。
もしも、あいまいにすれば、
部下の者は怠け心をもつようになる。
これに反して、個人的な恩義と遺恨とは、
はっきりしすぎてはならない。
もしも、はっきりしすぎると、
部下の者は疑い離れ背く心を起こすようになる。
// 岩波文庫 今井宇三郎訳注
あなたは、立場が下にある人に対して、どう接していますか?
あなたの部下の功労にはちゃんとねぎらい、
部下の過失にはしっかりと責任を明らかにする態度がいります。
そうしないと、周りの部下もふくめ、あなたの部下は怠けてしまうでしょう。
あなたが持つ部下への個人的な恩義と遺恨は、
逆にはっきりさせすぎてもいけません。
なぜなら、あなたの感じている恩義は
はっきりしすぎると、恩義の対象以外の部下の心が離れます。
あなたの感じている遺恨は
はっきりしすぎると、遺恨の対象の部下の心が離れます。
人の心をつかむのは難しいですが、
このことに気を付ければ、あなたはかなり部下のことを
いい意味で使えるようになるでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。