人文科学系、主に哲学の専門用語の解説を中心とした雑記集

自立して生きた存在となる

 
この記事を書いている人 - WRITER -
哲学エヴァンジェリスト。 東洋哲学や西洋哲学問わず、面白い哲学をあなたにお伝えします。
詳しいプロフィールはこちら

こんにちは!

哲学エヴァンジェリスト高橋聡です。

昨日は尊敬とは何か、考えることができました。

あなたも人に尊敬される立場になれば、自然と余裕がでます。


さて今日のテーマは、「実際に生きた存在となる」です。

今日はドイツの哲学者ヘーゲルのことばから学びましょう。

ヘーゲル『精神現象学』序論
//
生きた実体は、存在といっても、
真実には主体であるところの存在である。
あるいは同じことであるが、
生きた実体とは、その実体が、
自分自身を定立する運動であり、
みずから他者となりつつ
そのことを自分自身に関係づけ媒介するという、
この限りにおいてのみ真に現実的であるところの存在である。
//
ヘーゲルのことば、難しいですね。

あなたへの役立つメッセージを取り出してみましょう。





ほんとうに生きた実体とは、

他人に生かされている存在ではない。

自分から主体的に生きようとしている

自立している存在である。

ほんとうに生きた実体とは、

自分自身が何かを思考や行動で動き回って

ほんとうの自分自身を探し出す存在だ。

そして、そうして見つけたほんとうの自分自身として、

他人として周りの人や社会と関わるのが生きた実体だ。

そうやって生きて初めて、

現実的に生きた存在となることができる。


あなたは、他人に依存しすぎていませんか。

あなたは自分から主体的に生きようとしていますか。

あなたは自分自身がどういう存在か、

常に心の中において行動していますか。

あなたはほんとうの自分自身として、

他人や社会と関わって生きていますか。

そうやって生きることができて初めて、

あなたは現実的に生きた存在となるのです。

一つ注意しておかないいけない点があります。

主体的に自立して生きると言っても、決して独りよがりで

独善的になってはいけません。

自分だけが良く、周りが悪いと感じているうちは、

あなたの行動はうまくいかないでしょう。


そしてあなたが実際に社会で生きた存在として

意味ある活動ができているなら、

あなたには心の余裕が生まれます。

以上、哲学エヴァンジェリスト高橋聡でした。
今日もありがとうございました。

この記事を書いている人 - WRITER -
哲学エヴァンジェリスト。 東洋哲学や西洋哲学問わず、面白い哲学をあなたにお伝えします。
詳しいプロフィールはこちら

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© ニーチェマニア! , 2017 All Rights Reserved.