こどものときのように感じることが荘厳:司馬遼太郎『21世紀に生きる君たちへ』のメッセージ
こんにちは!
草の根平和推進者 平高橋聡です!
今日は歴史小説で有名な司馬遼太郎先生の本から
この本は、司馬先生が小学校用教科書のために書き下した
文を集めたものです。
司馬遼太郎『21世紀に生きる君たちへ』
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人間は鎖の一環ですね。
はるかな過去から未来へのびてゆく鎖の。
ー人間のすばらしさは、自分のことを、
たかが一環かと悲観的におもわないことです。
ふしぎなものですね。
たとえば、小さい人たちは、
いきいきと伸びてゆこうとしています。
少年少女が、いまの一瞬を経験するとき、
過去と現在のたれとも無関係な、
真っ新の、自分だけの心の充実だと思っているのです。
荘厳なものですね。
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あなたへのメッセージを取り出しましょう。
あなたは鎖の一環です。
過去から未来へ伸びる鎖の一環です。
でも、あなたの子供時代のすばらしさは、
そんなこと関係なく、楽しんでいたではありませんか。
あなたの子供時代は、本当に生きるのに必死で、
でものびのびと成長していったではありませんか。
あなたがはじめて経験したことは、
ほんとうに誰も経験したことのない、
新しいものだと思って純粋に受け止めることが
できたではないですか。
今のあなたは子供時代の純真さを
忘れずに過ごしていますか?
日々のことに悲観しすぎていないですか?
もしそうなら、子供時代を思い出して、
その気持ちになれないという思い込みを
消せる方策を考えましょう。
私もあなたと一緒に考えていきたいと思います。
これがこの書物からのあなたへのメッセージです。