希望|心理学の用語解説
どうもこんばんは、高橋聡です。寒さが急激にやってきました。もうこの冬は劇的に暖かいまでいくことはないでしょう。でもそれが季節の変わり目なので、それでいいのです。とはいえ気温が低いと風邪もひきやすいので、本当に注意しましょうね。
さて前回は楽観主義を中心的に取り上げました。
今回取り上げる心理学の用語は、やはりポジティブ心理学で重要な概念である希望です。それでは希望とはなにかを考えてまいりましょう。
希望
希望は、楽観主義と全く同じではないけれども、かなり近い概念です。希望についての研究者、リック・スナイダーは希望の定義をこう述べています。希望とはゴールを概念化し、障害があってもゴールへ向かう道のりを見つけ、その道のりを歩み続けるためのモチベーションを保つ能力です。
私たちは自分の欲するものを言葉にして説明でき、そのゴールへたどり着くためのいろんな方法を考えついて、さらに実際に行動を起こして、歩み続けるときに、希望を抱きます。
希望をもつことでたくさんの恩恵があることは直観的に理解できます。希望は自虐的思考やネガティブ感情を和らげます。精神的健康にとっても良いものです。さらに身体的な健康についても、希望に満ちた人は病気の予防などにも力を注ぎます。高い希望を持つアスリートは、より優秀な結果を残します。
希望とはゴールを追求する思考であって、その思考の過程で感情が引き起こされると考える研究者もいます。対して、希望自体が感情だという研究者もいます。
これらのことを踏まえると、希望をもつにはどうすればいいでしょうか?まずはゴールを設定することです。その次に、ゴールを達成する方法を考え、最も良いと思うものを選びます。ゴールをもっと小さな目標に細分化します。ゴールを達成しようとする過程で困難なことこそ、自分が乗り越えるべき試練なのです。
以上、希望についてみてきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
高橋聡しるす