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最高善|哲学の用語解説

2021/02/25
 
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どうもこんばんは、高橋聡です。明日から急に寒くなるみたいです。これまで温かかったので、寒暖差が激しい状態となるので、風邪には気をつけましょう。もちろんコロナにも気をつけましょうね。

前回の記事|動機主義

前回は動機主義についてみてきました。動機が善意志によるものでないと、道徳をなす理由にはならないというカントの考え方は、厳格ですよね。以下にリンクを貼っておきます。

興味ある方はぜひ読んでみてくださいね。カントの道徳論の核心のような部分です。

最高善

最高善については古代ギリシア以来さまざまなものが説かれています。カントは完全な徳(最上善)と幸福が一致した理想的な状態こそ最高善であると説きました。道徳は義務の意識にのみ基づいて純粋に善をなそうとする善意志が行動の動機となるときに成り立つとカントは考えました。カントは快楽を求める自然な傾向性が、善意志にかわって人間の意志を決定し行為の動機になることを拒否したのです。しかし、幸福への要求そのものが悪いのではなく、善意志による行為に、それにふさわしい幸福が伴う理想の状態こそ、最高善と呼ばれたのです。
現象界では善と幸福の一致は困難であり、英知界において善にふさわしい幸福を与える神の存在が要請されるのだ、とカントはいうのです。幸福を得るために善をなすわけではなく、幸福を得ることに値するふさわしい善い人間になるべきだとカントは考えました。またつねに義務に従う強い意志をそなえた徳、最上善を実現するためには、無限の道徳的努力を必要とすることから、その条件として魂の不死が要請されるのです。
このようにカントは神や魂の不死を理論的認識の対象としてではなく、道徳的実践からの要請として主張したのです。
以上、今回は最高善について見てきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
高橋聡記す

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