人文科学系、主に哲学の専門用語の解説を中心とした雑記集

善意志|哲学の用語解説

 
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どうもこんばんは、高橋聡です。Windows10の付箋アプリって結構変な動きをする時があるので、使っている方は重要なデータは特にバックアップしておいた方がいいです。OneDriveにバックアップされているから安心だと思って使うのは危険かもしれません。それはともかく、良い天候が続いていますね。うちの庭では梅が咲き始めました。すっかり初春ですね。

前回の記事|現象界

前回は現象界について考えましたね。現象界は感性界とも呼ばれ、英知界は可想界という物自体の世界だったんですね。以下にリンクを貼っておきました。
興味ある方はぜひ読んでみてくださいね。

善意志

善意志とは、義務に従ってつねに善をなそうとする意志のことです。人間にとって義務をうむのは道徳法則ですから、善意志とは道徳法則に基づいて行為しようとする意志だと言うこともできます。また善意志は実践理性の別名でもあります。
カントは行為の目的や結果よりも、その行為をなす動機となる善意志を無条件によいものだと認めました。勇気や才能、財産などは善意志に導かれることではじめてよい物になるとカントは考えました。だからこそ善意志は無条件の価値を持っているとカントは指摘します。道徳の判断基準を行為を生み出した動機に求める動機主義の立場をカントは提唱します。
善意志が善さには、自分の快楽や幸福を求める打算などをいっさい排除して、道徳法則そのものを純粋に木体とする意志のはたらきを発揮することに由来します。結局内面にある意志が善いかどうかで行為の善し悪しが決まるとカントは主張したのです。
以上、今回は善意志について見てきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
高橋 聡しるす

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