基本コマンドとファイル操作5 | LPIC 101-6 学習ノート
どうもこんばんは、たかはしさとしです。今日は在宅で仕事をしていましたが、冬にしては温かい日だったので、過ごしやすかったです。こうして特に変わった出来事がない日も、平穏に過ごせていて幸せに感じる今日このごろです。
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前回はリダイレクションやfileコマンドについて学びました。ここらへんも大事なところなので、復習しておきましょう。
<< ヒアドキュメント
<<はヒアドキュメントと呼ばれる書式です。コマンドの後ろに
<<文字列
と打ち込むことで、指定した文字列が現れるまでの内容を、コマンドへの標準入力として扱うのです。この後ろの文字列は識別文字列などと呼ぶこともあります。
$ cat << END
上のコマンドはENDという文字列が出てくるまでの文字列を画面に表示します。
/dev/nullファイル
/dev/nullファイルはデバイスファイルです。このファイルに書かれたものはすべて消去されて、このファイルを読み込むとEOFが返り値として返されます。
$ command > /dev/null 2>&1
あるcommandの標準出力が/dev/nullとなり、そのあと標準エラー出力を標準出力と同じものとする、という意味のコマンドです。
teeコマンド
teeコマンドは、標準入力から読み込んだデータを標準出力とファイルの二つに出力します。
tee [オプション] ファイル名
teeコマンドのオプションは以下の通り。
-a ファイルを上書きせず追記
コマンドの連続実行
cmd1を実行後、cmd2を実行するときの構文
1)cmd1、cmd2を順々に実行する
$ cmd1 ; cmd2
cmd1の結果に関係なく、cmd2を実行します。
2)cmd1が実行できれば、cmd2を実行する
$ cmd1 && cmd2
cmd1の終了ステータスが0なら、cmd2を実行します。
3)cmd1が実行できなければ、cmd2を実行する
& cmd1 || cmd2
cmd1の終了ステータスが0以外なら、cmd2を実行します。
以上、ヒアドキュメントやその他特殊な表記、書式について見てきました。最後までよんでいただき、ありがとうございました。
たかはしさとししるす