基本コマンドとファイル操作2|LPIC101-3 学習ノート
どうもこんばんは、たかはしさとしです。今日からまた仕事でしたね。ぼくが住んでいるところは大阪の比較的山の中なんですが、朝起きたら一面雪景色でした。今回の冬になってはじめての雪ですね。とても寒かったので、ついに降っちゃいましたね。今日は在宅だったので外に出る必要はなかったんでまだましですが、それでも寒いです。
今回もLPICの出題範囲を中心に、基本コマンドについて主に見ていこうと思っております。では前回の記事を振り返りましょう。
前回の記事|setコマンド、exportコマンド
前回はsetコマンドでシェルオプションを変更するsetコマンド、環境変数を設定するexportコマンド、シェル変数PS1・PS2について学習しました。以下にリンクを貼っておきます。興味ある方はぜひ見てみてくださいね。
cdコマンド
cdとはchange directlyの略です。つまり作業中のカレントディレクトリを変更する際に使うものです。cd [ディレクトリ]
と記述します。ディレクトリは相対パス、絶対パスで記述が可能です。また、以下のリストに載っている記号であらわすことも可能となります。
/ ルートディレクトリ。ファイルシステムの頂点。
~ ホームディレクトリ。実行ユーザの作業用ディレクトリ。
. カレントディレクトリ。現在作業中のディレクトリ。
.. 親ディレクトリ。カレントディレクトリの上に位置するディレクトリ。
ユーザsatoshiのホームディレクトリを開くためには、次のコマンドを打ちます。
$ cd ~satoshi
<pname=”Gyee4″>ちなみに、引数無しでcdコマンドを実行すると、カレントディレクトリがユーザのホームディレクトリに移動します。
$ cd
$ cd ~
上二つのコマンドは全く同じ動作をします。manコマンド
manコマンドは引数で指定したコマンドのオンラインマニュアルを表示します。次のようにコマンドを打ちます。
man [オプション] [セクション] コマンド/キーワード
主なオプションは以下のリストの通りです。
-f キーワードと完全一致するマニュアルが何セクションあるかを表示
-k キーワードを含むマニュアルが何セクションあるかを表示
manコマンドを実行してマニュアルを表示させたときのキー操作は以下のリストの通りです。
Space 次のページを表示
Enter 次の行を表示
b 前のページを表示
h ヘルプを表示
q manコマンドの終了
/ 文字列 指定した文字列で検索
ちなみにmanコマンドが実行時に参照するマニュアルのドキュメントファイルが置かれている場所は、次の二か所です。
/usr/share/man
/usr/local/share/man
なお、pwdコマンドの第1セッションのマニュアルを表示するコマンドは、以下の通り記述します。
man 1 pwd
historyコマンド
コマンドの実行履歴を表示するコマンドがhistoryコマンドです。引数を指定しない場合は、保存されている履歴をすべて表示します。引数に履歴数を指定すると新しい履歴から指定された数の履歴を表示します。history [オプション] [履歴数]
オプションは次のリストの通りです。
-c そのシェルの実行履歴を消去
-d [履歴番号] 指定した履歴番号のコマンドをシェルの履歴から消去
履歴を見ているときのキー操作は以下の通りです。
<blockquote
name=”Ygpzh”>↑ 1つ前のコマンドを表示
↓ 1つ後のコマンドを表示
!! 直前に実行したコマンドを実行
![履歴番号] 履歴番号のコマンドを実行
![文字列] 文字列から始まる直近のコマンドを実行
コマンドの実行履歴が保存されているファイルもあります。その保存先は
~/.bash_histroy
にあります。ユーザディレクトリの.bash_historyファイルにすべて保存されますので、そちらから見ることもできます。
suコマンド、sudoコマンド
suコマンドは、別のユーザでシェルを実行するときに使うコマンドです。一方sudoコマンドは管理用コマンドを実行するときに使います。
suコマンドは次のように引数を指定します。
su [オプション] [変更先ユーザ名]
環境変数に設定した値が変更前のユーザのものを使うときは、変更先ユーザ名の前には何もつけません。
$ su root
環境変数を変更先ユーザのものに変更するときは、変更先ユーザ名の前に - (ハイフン)を付けます。$ su - root
なお別シェルで開いたものを閉じようとしたときは、exitコマンドを用います。それで終了します。以上、今日はLinuxの基本コマンドについて見てきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
たかはしさとししるす
</blockquote
</p