ブッダのことばと対話する–−最古の経典『スッタニパータ』

書評

どうも、高橋 聡です。今日は岩波文庫『ブッダのことば』をとりあげて、ブッダが何を行ってきたのか考えてみましょう。

原始仏典の中でもとりわけ古い仏典であると考えられているスッタニパータは、現在でも上座仏教で唱えられることもある重要な経典のひとつです。ブッダの教えにもっとも近いと考えられている経典であり、そんな古いからめちゃくちゃ難しいのか、と思われるかもしれませんが、実はそうではなく訳文を見てもらえばわかるように、平易な言葉で訳されているものが多いのです。だから、ブッダの教えとは何かということを一般人であるぼくたちでも知ることができるようになっています。

早速引用してみましょう。

生まれを問うことなかれ。行いを問え。火は実にあらゆる薪から生ずる。賤しい家に生まれた人でも、聖者として道心堅固であり、恥を知って慎むならば、高貴の人である。

(462の句から引用)

生まれ、つまりカースト制度を否定しています。生まれなど関係なく、行いをみて判断しなさいというのです。どういう心構えでその行いを行なっているのかをみてその人を見極めなさいという教えです。

今のぼくたちが聞いても全く違和感のない箇所です。同じこと言う人がいても、不思議じゃありませんね。このように、ブッダの教えは簡潔かつ合理的な倫理思想のニュアンスが強い部分があります。

ブッダの教えを消化して、ときにはブッダと対話するようにあなたも本書を読んでみましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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