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『嫌われる勇気』を手に入れる方法

2020/08/04
 
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哲学エヴァンジェリスト。 東洋哲学や西洋哲学問わず、面白い哲学をあなたにお伝えします。
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どうも、高橋 聡です。今日はダイヤモンド社刊、岸見一郎・古賀史健著『嫌われる勇気』をあなたに推薦します。アドラー心理学の入門書であり、人生の課題に立ち向かうときに自分と周りはどのように行動すべきなのか、明確な方向性を示してくれる良書です。では早速内容を見ていきましょう。

哲学者と青年の対話編として綴られた本書は、とてもわかりやすく、かつ著者の岸見さんが特に大事だと考えているアドラー心理学の概念について力点を置いて解説しています。

そんな本書でぼくが特に影響を受けた考え方は次の2つです。

  • すべての悩みは人間関係の悩みである
  • 他者の課題を自分の課題と分離する

それではそれぞれの考え方について、みていきましょう。

悩みはすべて人間関係の悩み

”すべての悩みは人間関係の悩みである”というのは、言い過ぎだろと最初は思うでしょう。ところが決してそうではなく、やはり人間関係なくして悩みはありえないことがわかります。次のように言えるのではないでしょうか。「他者がいる以上、悩みはつきものである」。たとえば自分が嫌いだと言う悩みがあるとしましょう。これは一見、他者が関わっていないように見えます。ところが実際はつぎのように考えることができます。自分が嫌いだと思い込むことで、他の人は自分の短所しかない自分と付き合いたくないはずだろう、と考えるのです。つまり他人と付き合いたくないという目的があり、そこから自分が嫌いだという悩みが生じているのです。

およそ人との関わり合いなくして悩みはありません。

そのことがわかって、ぼくはすっきりしました。この悩みは角度を変えてどのように対人関係と関わっているのだろうと考えるとき、悩みの本性が見えてきて、悩みの正体を突き止めることができるようになったからです。

課題の分離

”他者の課題を自分の課題と分離する”という考え方もとても役立つものです。課題とは問題や悩みなどのことです。こういった課題を考えるとき、「誰の課題か」という視点がとても大事です。この「誰の問題か」を見極める際に考慮しないといけないのが、その課題を引き受ける人の特定、もっというとその課題を放置して最終的に責任を負うのは誰か、という視点です。

たとえば「私の子どもは成績が悪くて困っている」という課題があるとしましょう。まず成績が悪い課題に関していえば、明らかに子どもの課題です。成績が悪いまま放っておいて最終的に責任を負うのは子どもですし、子どもが勉強することで改善できる課題ですよね。逆に言うと、親が勉強しても全く意味ないですよね。じゃあこの点において親の課題とは何かというと、「成績が悪いままだと子どもが大人になったときに困るのではないかと心配する気持ち」なんです。そしてアドラー心理学では「他者の課題には踏み込まない」という原則があります。だから親といえど、子どもから援助を申し出されない限りは成績について口出ししべきではないですし、子どもの行動を制限するなんてもってのほかです。

「他社の課題に踏み込まない」ことは、「わたしの課題に集中する」ということも言えます。アドラー心理学は自分を変えるための心理学なのです。すべて自分の今の行動は何をすべきかということを引き出すための指針なのです。

まとめ

今ここを生きる思想としてアドラー哲学はとてもおもしろいものです。さらに、実際生きる上でとても役立つ考え方です。

あなたも悩みは対人関係のもの、課題の分離という考え方を少しでも生かしてみませんか。

ぜひ、アドラー心理学の真髄をのべた『嫌われる勇気』をあなたも手に取って、読んでみましょう。

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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