人文科学系、主に哲学の専門用語の解説を中心とした雑記集

コーピング|心理学の用語解説

 
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どうもこんばんは、たかはしさとしです。本日から少し寒くなってまいりました。ぼくは週休二日制なので、土日はそんな朝早くから外には出ないんですが、家の中でも寒いな、と思う程度の寒さにはなってしまいました。これから寒さも本格化してくるでしょうね。体調にはできるだけ気を付けていきましょうね。

前回の記事

さて今回もポジティブ心理学の用語解説になります。その前に前回の記事について少し考えましょう。時間の心理学での重要なテーマ、時間的視野時間の使い方を見ていきました。以下がリンクとなります。
まだ読んでいないかたは、一度はよんでみてくださいね。時間不足を感じているあなたはとくに考えさせられる部分があると思います。

コーピング

さてポジティブ心理学では、ストレスや制約、困難な状況、喪失、老い、死といった人生の受け入れるのが困難な変化も正面切って取り扱います。なぜならポジティブ心理学はそういった逆境を無視するのではなく、どうやって逆境に対処するかを研究して、よりよく生きるのはどうすればよいかを示す必要があるからです。

われわれ人間はストレスを感じると、様々な方法を用いて困難な状況に対処します。コーピングとは、ストレスや逆境に対する対処法という意味です。大きく三つのコーピングがある、と研究者たちは指摘しています。
  1. 問題焦点型コーピング
  2. 感情焦点型コーピング
  3. 回避型コーピング
以上の三つの分類に従って、それぞれの特徴をみていきましょう。

問題焦点型コーピングは、問題を特定して解決のために行動する対処法です。ストレスの原因に直接働きかけて、問題を解決しようとします。

感情焦点型コーピングは、問題それ自体に焦点は置かずに、その問題がわれわれに抱かせる感情に注目する対処法をさします。だから誰かに助けを求める際は、感情面でのサポートを求めます。実際の問題に対処する前に感情に対処するのは、多くの場合、良い結果をもたらすといいます。感情に対処さえできれば、珠お経をより正確に評価したり、状況の中に活路を見出すことができるかもしれません。死別などの解決できない問題にも有効です。

回避型コーピングは、問題の存在を否定して頭のなかから追い出そうとする対処法です。ときにはアルコールやドラッグの助けを借りる人もでてきます。

それぞれの状況の中で有効なコーピングは異なってきます。

今回はコーピングについて考えてきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

たかはしさとししるす

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