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道徳法則|哲学の用語解説

 
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どうもこんばんは、高橋聡です。2月も終わりが近づいてまいりました。休みの日はぐっすり休む日を1日くらい作った方がいいなと思う今日この頃です。休むことも大事なことですよね。

前回の記事|良心

前回の記事では良心について見てきました。実践理性の一側面として重要な役割を担うのが良心でした。以下にリンクを貼っておきます。

まだ読んでいない方はぜひ、読んでみてくださいね。

道徳法則

道徳法則とは、カントの用語で道徳律と呼ばれることもあります。道徳法則とは、理性によってたてられた普遍的な道徳の法則のことをさし、カントにおいて行為の道徳性を基礎づける最高原理です。。具体的に言うと、人間が自分の決めた規則である格律に従って行為する際、その行為が道徳的であるかどうかを決める法則のことです。道徳法則は行為の結果や内容ではなく、行為する意志である動機の形式にかかわります。さらにカントによれば、道徳法則はアプリオリに存在しているため、経験によらずにどんなときも例外なく成り立つ普遍性があるのです。
また道徳法則が可能であるためには、人格の自由な行為が存在しなければならないとカントは考えました。そこでカントは自由な人格の世界として英知界を説きました。自然法則が支配する現象界においては、結果は先行する原因によって決定され、すべてが因果法則によって必然的に支配されているとカントは考えました。ところが英知界においては自由な主体たる人格が第一原因として道徳法則に基づいて行為することができるのです。道徳法則は英知界の自由(第一原因となることができる能力)に基づいて存在し、実践的自由は道徳法則に従って行為したときに認識される、とカントは言います。つまり自然の因果法則で支配された現象界において現れる欲望などの傾向性に反して、英知界の理性によって道徳的判断ができたときはじめて、実践的理性は発揮されたといえるわけです。
カントは「自由は道徳の存在根拠であり、道徳法則は自由の認識根拠である」と説きました。
以上、今回は道徳法則について考えてきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
高橋聡記す

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