心理学用語

成功するまで続けられる力を伸ばすにはどうすればいいか・ダックワースのGRIT研究|心理学の用語解説


どうもこんばんは、高橋聡です。今日は曇ってはいましたが、雨まで降らない天気でした。在宅勤務で窓を開けながら心地よい風をうけつつ、仕事をこなしておりました。今は過ごしやすくてちょうどよい気温で春まっさかりといった感じですね。夏と冬の間の秋はすぐに去ってしまいますが、春は割と長めかな、というのが最近のぼくの季節感です。これからきれいに咲く花もたくさんあるので、そちらの鑑賞も楽しみですね。

ところで今回の話題はまたポジティブ心理学の話題です。アンジェラ・ダックワースという人の達成に関する心理学で重要な位置を占めるGRIT—やり抜く力の研究の第一人者で、GRITは人が物事を達成できるかどうかで一番大事な要素となります。では前回の記事などからみていきましょう。

前回の記事|できる人とできない人を分けるもの、ドウェックのマインドセットの研究

前回はドウェックのマインドセット研究についてみてきました。マインドセットという概念を発見したドウェックの重要な研究を知れば、いかに自分が硬直マインドセットとなっていてその分野での成長ができないと思っているかを振り返ることができます。以下にリンクを貼っておきます。

まだお読みでない方は是非読んでみてくださいね。

GRIT・やり抜く力

アンジェラ・ダックワースは子供のころからスキルと努力、どちらが重要か考えることが多かったといっています。実際、GRITとはやる気とか努力と言い換えても間違いではない能力のことです。ようはGRITとは継続して物事を成し遂げる力のことをさすのです。

達成に関する方程式

成果=スキル×努力×努力

ポジティブ心理学で達成を公式化すると、上の式が成果を現す方程式として最適だとダックワースは考えました。ダックワースはこのブログでもよく取り上げているセリグマンに、「君には理論がない。理論とは公式のことだ」と指摘されて理論、公式を考え続けてこの公式を導いたのでした。

補足説明をすると、スキルというのは生まれつきの能力のことです。この能力も係数にはもちろん含まれますが、でも努力は2回掛け合わされているので、人より努力をしなければスキルも宝の持ち腐れになります。また努力を人より2倍する人がいれば、対したスキルを持ち合わせていなくても成果を残せるということもわかります。

この達成に関する公式は、努力の重要さを示すものですけど、努力を継続するにはGRITが必要となってくるので、GRITがこの努力の本質的な要因だと考えても差しさわりないでしょう。

GRITを内側から伸ばす

GRITを内側から、つまり自分から伸ばすにはどうすればいいでしょうか。

まず成果を出したい分野のことに興味を持ち、情熱を抱いて没頭することができるようにするのが大事です。何よりも好きでそのことを楽しむ心持が大事なんです。

そして絶え間ない改善も行い続けます。目的を他者に見出すことも大事な要素となってきます。

マインドセットとの兼ね合いでいうと、楽観的に考える人、つまりしなやかなマインドセットを持つ人のほうが当然自分の能力は伸ばせると信じているので、GRITもまた伸ばしやすいです。

この興味、目的、希望がGRITを内側から伸ばす主要な要素となります。

GRITを外側から伸ばす

GRITを外側から伸ばすには、やはり環境が大事だということです。

どういうことかというと、オリンピックの選抜チームに入ると、今までとはありえないくらい過酷な練習環境に置かれますが、ほとんど誰も脱落しない環境だと、自分も朝早くから夜遅くまで練習していなくても練習できるようになるのです。

このように、みんながGRITを発揮している環境に身に置くことがGRITを外側から伸ばす要素です。

GRIT講評

GRIT、やり抜く力は前までの記事との関連でいうと、楽観主義者はしなやかマインドセットをもち、GRITも高い傾向にあります。逆に悲観主義者は硬直マインドセットを持ち、GRITが低い傾向にあります。この三つが関連していることを考えれば、成功する人は努力を長く続けようとしている傾向を持ち、人間の成長の可能性を無限大だと考え、それゆえ楽観主義なのです。成功者は失敗をしないわけではありません。失敗を失敗として終わらせないで、成功までやり抜くから成功者なのです。だからGRITを高めれば高めるほど成功者に近くなります。

以上、今回はGRITについて考えてきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

高橋聡記す

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