人文科学系、主に哲学の専門用語の解説を中心とした雑記集

答えは自分の心の中にある

 
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哲学エヴァンジェリスト。 東洋哲学や西洋哲学問わず、面白い哲学をあなたにお伝えします。
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どうもこんばんは、たかはしさとしです。今日は在宅作業をやっていましたが、大変温かい一日でした。明日は大阪オフィスまで出る必要があるのですが、コロナは少しだけ心配ですね。

前回の記事|尊敬と自由

さて前回の記事について見てみましょう。以下にリンクを貼っておきます。

みんなが自由であるには、社会の各成員がそれぞれお互いのよいところをみて尊敬できる関係でないとだめだ、というお話でした。
まだ読んでいない方はみてみてくださいね。

答えは自分の心の中にある

それでは今日の本題に入りましょう。答えは自分の心の中にある、とよく言われますね。

まず答えがあるのだから、当然問いもあるはずですね。問いを立てるのは自分でも他人でも構いません。

しかし答えは自分の心の中にしかない。これはどういうことでしょう。

こういう問いがあるとしましょう。

人生とは何か?

人生とは、選択の連続であり、自分にとって意味や価値のある選択を少しでもできるとよい人生になる。

たとえばこんな答えをぼくがしたとしましょう。この答えはとっさに思い浮かんだ言葉ではありますが、完全にぼくのオリジナルなものではありません。かといって完全にパクったものでもありません。

答えは結局自分が思って拾い上げてきた言葉の組み合わせでしかないのです。心の正体とは、ずばり言葉です。あなたが経験して感じたことを言語化した総体が心であり、同時に人生です。

だから答えは自分の心の中にある、という言葉を言いかえると次のようにいえるでしょう。問いに対する答えは、あなたの経験や感情を言語化した総体である心の中にしかなく、それ以外のことばは答えに値しない

だから自分なりの答えを、他人とはどんなに異なっていても出せるように言語化する能力を鍛えましょう。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

たかはしさとししるす


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