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哲学の目的を理解するための哲学史入門1ー哲学の意味と有用性

 
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どうも哲学エバンジェリスト高橋 聡です。今日は『本当にわかる哲学』(山竹伸二著、日本実業出版社)についての書評を書きます。

前回は

というタイトルの書評でした。こちらも是非みてくださいね。

では『本当にわかる哲学』についてさっそく見ていきましょう。

『本当にわかる哲学』の書評1

Twitterでの要約

Twitterは200文字なので言いたいことが全部言い切れないですが、まとめるとこのようになります。

哲学の意味

あなたは哲学の意味や有用性について考えたことがありますか。

ぼくはこの哲学の有用性とか意味について常に考えています。『本当にわかる哲学』の「はじめに」では、ぼくが考えていたのと同じような哲学の活かし方についての記述があります。

いま必要とされているのは、現実の諸問題に応用できるような哲学の具体的な考え方である。

哲学は現実の問題を考えることをせず、哲学者がそれぞれ考える真理について論じているだけにすぎない、というイメージを持つ方も多いかもしれません。でも実は哲学は最も古い学問であり、宗教や文化が異なった民族同士で相互了解できることば(概念)で世界を説明する、ということから始まっています。つまり哲学は宗教や神話では説明できない事柄を説明するために成立したのです。

わかりやすく説明することや、議論の練り上げというのは哲学の大得意分野なのです。

このことが『本当にわかる哲学』の記述ではうまくまとめられています。引用しましょう。

価値観の対立を克服し、異なった価値観を持つ人々の間に共通了解をもたらすために、共に納得できる考え方を生み出すために、哲学が必要になる。

とはいえ、哲学は様々な問いに答えようとしてきました。箇条書きで列挙しましょう。

  • 世界とはなにか
  • 世界は認識できるのか
  • 私とはなにか
  • 社会とはなにか

世界とはなにか、という問題に関していえば、今は科学がその役割を果たしてるように見えます。ですが単純にそうは言い切れないんです。

よく考えてみると、世界観って人それぞれ違いますよね。世界観とは世界がどういうものかを自分なりに意味付けて考える、ということです。

<世界の意味>を問うことは、あらゆる哲学的問題の基盤にある。

世界観の問題は、哲学的な問いと直結していて切り離せないものだ、というのです。

哲学の有用性

さて哲学の有用性について、もう少し考えましょう。

なぜ現在でも哲学が必要とされるのか。

大勢の人間が共通して認めるという意味での普遍性のある考え方は必要である。

普遍性のある考え方を生み出すのが哲学というわけです。

日本では哲学は特に役に立たない学問だとしてみられがちです。ところが、諸外国、特にアメリカやヨーロッパ諸国の先進国では哲学が教養科目としてだけではなく、専門科目としてもとても大事にされているのです。欧米では普遍性のある考え方を特に重視するので、哲学とかその近接学問が大事にされるのですね。

普遍性のある考え方とは絶対的な真理でしょうか。いえ、違います。ではなにかといえば、また引用しましょう。

哲学は真理を求める学ではなく、普遍性を求める学であり、他者と共通了解し得る本質を探究する。そしてさまざまな諸原理を解明し、実生活に役立つ道を切り開く。

他者との「共通了解」を求めるのが哲学なんです。人によって考え方のずれがあっても、共通して了解しあえる本質を見つけるのが哲学なんです。

どうでしょうか。ちょっとでも興味がわいたら是非『本当にわかる哲学』を手に取ってみてくださいね。

まとめ

各論に触れる前の総論といったところで今回は終わりです。本当にわかるようになりますので、本書を是非読んでみてくださいね。続きも書きます。乞うご期待。

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