人文科学系、主に哲学の専門用語の解説を中心とした雑記集

12.コツコツ行動し、目標に向かって邁進しよう

2017/11/02
 
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哲学エヴァンジェリスト。 東洋哲学や西洋哲学問わず、面白い哲学をあなたにお伝えします。
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どうも哲学エヴァンジェリスト高橋聡です。今日はブッダの『真理のことば』(ダンマパダ・法句経)のことばをみてコツコツ行動することの大事さについて学びましょう。

三一 こつこつと行動することを楽しみ、自分勝手なことをしてしまうことに恐れをいだく修行僧は、小さなものでも大きなものでもすべて心のわずらいを、焼き尽くしながら歩む。

−−燃える火のように。

三二 こつこつと行動することを楽しみ、自分勝手なことをしてしまうことに恐れをいだく修行僧は、堕落することなく、すでに心の平安(ニルヴァーナ)の近くにいる。

修行僧とは成功しようと努力し続ける人のこと

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(京都の東寺の不動様)

現代的にいえば、修行僧というのは誰でしょうか。当然、何かにおいて成功しようとしているあなた自身です。

大きな結果を出すためには、どこかの段階でコツコツと行動しないといけない場面があることが多いのは、ビジネスでもスポーツでも宗教でもどこでも同じです。ある人が計画を立ててコツコツと行動しているのを見て、周りにいる人はその人を信頼し、その仕事の将来性を感じてついていきます

逆に自分勝手なことばかりしている人の近くには、ろくな人物が寄り付かないでしょう。結局のところ、自他の展望と利害の一致がなければ、人を信頼するということは難しいのです。

こうしてコツコツと行動することを楽しんで、自分勝手なことをしないあなたは、その目標に向けての行動に向けて出てくる心のブレーキ(わずらい)をすべて焼き尽くしながら前進します。心のブレーキとは、本当に自分がこの行動をやり抜くことができ、結果を出せるだろうか、というような自信のなさから、このままでも大丈夫だろうという一種の慢心のようなものまで様々なものがあります。

このような心のわずらいを燃やし尽くした修行僧は、堕落することはありません。そして、心の平安の境地、ニルヴァーナに確実に近づいていると言えるのです。

コツコツ行動しつづけることの大事さ

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(東寺の北大門)

ぼくは少し前まで、コツコツ行動することの大事さを忘れていた気がします。正確には、わざと見ないようにしていた、といってもよいかもしれません。本当に好きなことならコツコツ行動することは苦痛にはなりません。むしろ楽しみとなるのです。だからこのような文章を書くのもそうです。好きなことについてコツコツと勤しむことの大事さを改めて実感しました。

あなたはどうでしょうか。コツコツとするのはダサいという価値観に支配されていないでしょうか。ダサくても、結果を出す人の大半はやっていることだという事実をしっかり見ましょうね。

まとめ

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(東寺五重塔)

今回学べた内容を簡潔に記すとこうです。

〇コツコツ行動し、自分勝手な行動を避けよ。そうすれば、心の平安と目標への成功が待っている。

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