mixi日記

デュルケームの人と業績③『社会学的方法の規準』

デュルケームによれば、社会学は客観的で冷厳なあらゆる価値判断から離れた学問でなければならない。まず社会学における認識態度として、あらゆる社会現象を「物として」見る必要がある。 社会学が取り扱う社会的事実とはもろもろの「制度」であり、制度は個...
mixi日記

デュルケームの人と業績②『社会分業論』

『社会分業論』は当時の学界で支配的だった「進化」の思想に従い、社会の連帯組織・統合原理に関する一種の発展段階説を展開したものである。デュルケームによると、人間社会は前近代的時代における「環節的社会」から近代的な高度文明社会(=「組織的社会」...
mixi日記

デュルケームの人と業績①

エミール・デュルケームは1858年4月15日、フランスのロレーヌ地方にて生まれる。デュルケームが成人するころ、1880年ごろから全ヨーロッパにて反ユダヤ人運動が広まった。それは、ユダヤ人が金権政治の擁護者と考えられたためである。 高等師範学...
mixi日記

「犬」という字をめぐっての考察

「犬」という漢字と記号・象徴Ⅰ中国の「犬」●伝統中国における「犬」 中国では、犬は大凡先史時代以来、最も人の近くにいた獣であったと考えられている。その役割は家畜として、即ち猟犬・番犬・愛玩犬・食用であった。「犬」という漢字が象形文字である甲...
mixi日記

『無知の知』とは? 莊子の考え

●道家・荘子 荘子の語ることは深い。だが、荘子の考えは矛盾を抱えた思想として批判されてきた。偏狭なる儒学者によって。無為之為はなさないことなす、だと。そしてそれにひきづられた道教の道士等はそれをなしてきた。 全くもって理解しかねる。そのよう...