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草光俊雄「われわれはなぜ過去を問うのか」

『未来のなかの中世』所収 過去を問うとはどういうことか。「人びとは過去という創造の世界の中で、自由にたわむれたあとで、再び現実の世界に戻ったときに、空想の中で体験した出来事、祖先の体験の追体験を行うことによって、自分の中に過去から流れ来たっ...
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トルストイ『人生論』 一読目

はじめて読んだ感想は、「難しい」。よって全体をまとめることなど出来ないで、トルストイが何度も繰り返し説いている語句などを少しばかりみつつ、以下に自分がわかる範囲で大意を取ったものである。細かい部分まで汲み尽くすとなると、何遍もの読書が必要だ...
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『現代の批判』S・キルケゴール 桝田啓三郎訳

『死にいたる病、現代の批判』(中公クラシックス)『現代の批判―他1篇』 (1981年) (岩波文庫)『死にいたる病 現代の批判 』(白水uブックス) 「現代は本質的に分別の時代であり、反省の時代であり、情熱のない時代であり、束の間の感激に沸...
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格言集2

衆のあるところ、そこにまた真理がある、真理にとっては衆を味方にもつことが必要だ、と考える人生観がある。しかしそれとは違った人生観によれば、衆のあるところはすべて虚偽なのだ。…個々人が会合して群集となり、その群集が投票したり、わめいたり、騒ぎ...
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活字、書籍とインターネットについての考察

本に印刷された活字と、インターネットで見る文字との相互の利点と欠点についての考察。 若者の活字離れが嘆かれて、幾年経つだろうか。活字離れとは何か、そこにインターネットはどう関わってくるのか、少し考察してみたい。 そもそも、私も数年前まではほ...
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『隋の煬帝』 宮崎市定 中公文庫

本書は中国史上最も悪名高い隋の煬帝を中心に、隋という時代全体を描き出している本である。まず、南北朝という時代において皇帝の扱いやその背後にある社会的思想というものについて軽く触れ、南北朝の最後に位置する隋という時代に繋がる伏線を示唆する。親...
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宮崎市定『アジア史概説』緒論

緒論歴史の起源・金属器使用の前後 国家成立(氏族団体→国家体制)・歴史の探求=考古学的、神話学的方法によっての吟味を加える必要※遺跡=古代人の住居 神話=古代人の精神的遺物国家と歴史・真の歴史は国家の成立と共に認められる国家の初期の段階=都...
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格言集1

実に信仰とは、ひとりひとりの人間が、それぞれ独立の立場において、厳密に同一の隘路に追い込まれることによって、獲得されるものだからである。  自分自身が神から信ずる能力を受け取ること―それだけが信仰を獲得する道なのである。―キルケゴール『哲学...
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お金について -資本主義と貨幣についてのつまらぬ一考察

資本主義と貨幣 資本主義とは何か?それは現代社会に生きる人々がその価値判断や意思決定において貨幣的価値/損益を重視する姿勢そのものだと言えよう。この現代の資本主義を少しばかり触れるに当たって、貨幣の性質というものを考える必要性は自明のもので...
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ニヒリズムの人―キルケゴールとニーチェ 両人のソクラテスから。

キルケゴールは、ソクラテスを端的にこう表現する、 「無限的かつ絶対的な否定性」と。この言葉はニーチェが唱えた「能動的ニヒリズム」を実践したまさにその人であったことを指している。 無限否定性の嵐、すなわち何も肯定することをせずに、生きていくと...
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キルケゴールのソクラテス像Ⅱ

3 イロニーとは何か3-1 イロニーとは嘘と同じなのか 基本的に、イロニーは真意と反対のことを言うことから成り立つ。あるいは、言葉の表面上の意味とは別の解釈を引き出すことで成立する。ソクラテスについても「ソクラテスの言ったことは何か別のこと...
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キルケゴールのソクラテス像Ⅰ

キルケゴール「イロニーの概念」におけるソクラテス像 : 教師としてのイロニカー,イロニカーとしての教師 山内 清郎 より1 教師の相貌何かを語るようにという要求を、教師は常につきつけられているのか?「わたしたちの時代」は語り得るより多くのこ...
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ニーチェのソクラテス像についてⅡ

三 『人間的な、あまりに人間的なもの』におけるソクラテス像 『人間的な、あまりに人間的なもの』において、ソクラテス像の変化はニーチェ自身の思想的発展を問うことになる。 『人間的な、あまりに人間的なもの』においても『悲劇の誕生』におけるソクラ...
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ニーチェのソクラテス像についてⅠ

菅野孝彦 「ニーチェのソクラテス像―『悲劇の誕生』及び『人間的な、あまりに人間的なもの』において」より一 はじめに ニーチェのソクラテス像の変化を追うことは、ニーチェ思想の変容・発展を映し出すことを意図している。H・J・シュミット「ソクラテ...
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言語と貨幣の類似点(丸山圭三郎)

丸山圭三郎著『文化=記号のブラックホール』Ⅱ言語と貨幣のフェティシズムより 貨幣は二つの点で言語に非常に良く似た側面を持っている。①材質とは無縁の、ある価値を持っている 貨幣は額面表示が材質の重さや価値に比例しているわけではない。預金通貨の...