西洋哲学

西洋哲学

『方法序説』の成立経緯、『方法序説』各部解説|デカルト『方法序説』(岩波文庫、谷川多佳子訳)解説3、4

3.本書の成立経緯 簡単な成立経緯は2で述べたように、『世界論』の出版を取りやめることになったデカルトが、自分の行動原理たる自身の哲学を公表したのが『方法序説』です。具体的な実例は生前に刊行できなかった『世界論』にありますが、どういういきさ...
西洋哲学

デカルトの生涯|デカルト『方法序説』(岩波文庫、谷川多佳子訳)解説2

2.デカルトの生涯あなたはデカルトの肖像画を見たことはあるでしょうか。上の二つに着目しましょう。上の画像が若いころのデカルトの絵だと言われていますが、今は本人をさしたものではないと言われています。下の画像がフランス・ハルスというオランダの画...
西洋哲学

一般的なデカルト像|デカルト『方法序説』(岩波文庫、谷川多佳子訳)解説1

はじめに昨年(2022年)の1月以来、人間塾に参加させていただいている私が、昨年末に推薦したデカルトの代表作『方法序説』が今年の課題本に選ばれたので、僭越ながらわかる範囲で解説を書かせて頂こうと決心して、この度筆を進めることにしました。自分...
書評

世界一役にたつ哲学を学ぶ

どうも、一月になってますます寒くなってきましたね。哲学エバンジェリスト高橋 聡です。前回の書評は茂木誠著『世界史を動かした思想家たちの格闘』でした。未読の方は是非下の記事をお読みください。 世界史から哲学者の思考の道筋を考える今回の記事では...
書評

哲学の目的を理解するための哲学史入門1ー哲学の意味と有用性

どうも哲学エバンジェリスト高橋 聡です。今日は『本当にわかる哲学』(山竹伸二著、日本実業出版社)についての書評を書きます。前回は 本質を考えるための哲学入門というタイトルの書評でした。こちらも是非みてくださいね。では『本当にわかる哲学』につ...
書評

本質を考えるための哲学入門

どうも、哲学エバンジェリスト高橋 聡です。今回も書物の紹介です。平原卓さんの著作『本質がわかる哲学的思考』の紹介をします。前回は『武器になる哲学』という本の紹介をしました。こちらもよかったらみてくださいね。 哲学を武器として身につけるでは早...
ショーペンハウアー

高橋聡と哲学との出会い

どうも、哲学エヴァンジェリスト高橋聡です。ぼく個人の哲学との出会いに触れつつ、ショーペンハウアーの「哲学の勉強について」に考えます。哲学との出会いー大学3年目の冬ぼくが哲学と出会ったのは大学3年目のころ。当時北海道大学にいっていたぼくですが...
ニーチェ

元気を与えられるニーチェの3つの格言

にくげなる調度のなかにも、一つよき所のまもらるるよ訳:どのような醜いものでも、一箇所は最低取り柄があるものだよ清少納言『枕草子』どうも哲学エヴァンジェリスト高橋聡です。最近ジメジメしてて天気もよくないですが、暑いですね。みなさんも元気ですか...
西洋哲学

社会と自由の関係を考えた男について

信念をもった一人の人間は、自分の利害にしか関心を示さない99人の人間と同等の社会的力を持つジョン・スチュアート・ミルどうも、哲学エヴァンジェリスト高橋聡です。前回は社会の進化について考えました。社会はある程度進化するという考え方は完全に間違...
カント

善意志、義務、自律というカント道徳論の3つのキーワード

人生において重大なのは生きることであって、生きた結果ではない。ゲーテどうも、哲学エヴァンジェリスト高橋聡です。この内容は石川文麿『カント入門』に大きく依拠しています。前回は自由と自然法則による因果性について考えました。今回は引き続き、カント...