mixi日記

mixi日記

過去の日記目録

目録:デュルケームの人と業績目録:キルケゴールとニーチェ両人のソクラテス像『死にいたる病』を読む(現在進行中)目録:トルストイ目録:ドストエフスキー目録:カント目録:ニーチェ目録:トレルチ目録:『未来のなかの中世』所収論文シリーズ目録:精読...
mixi日記

『死にいたる病』4 1-B(1-2)

B この病の普遍性 絶望していない人間など一人もいない、いるとすればそれは真のキリスト者だけである、とキルケゴールは言う。なぜなら絶望することができる動物が人間であるから。 自分は絶望していない、と思っている人がいるとしても、自分が絶望して...
mixi日記

スピノザ 自由意志の否定

「定理48 精神(魂)の中には絶対的な意志、すなわち自由な意志は存しない。むしろ精神は、このこと、あのことを意欲するように原因によって決定され、この原因も他の原因によって決定され、さらにその原因も他の原因によって決定される。そしてこのように...
mixi日記

『死にいたる病』3 1-A-C(1-1-C)

C 絶望は「死にいたる病」である 肉体的な死、それがここでいう死にいたる病の「死」のことではない。キリスト教的にいえば、死は「それ自身、生への移り行き」なのである。 絶望の苦悩は、死ぬことができないことにある。絶望とは、「死という最後の希望...
mixi日記

ベンヤミン「歴史哲学テーゼ」第��テーゼ1

�� よく知られている話しだが、チェスの名手であるロボットが製作されたことがあるという。そのロボットは、相手がどんな手を打ってきても、確実に勝てる手をもって応ずるのだった。それはトルコ風の衣装を着、水ぎせるを口にくわえた人形で、大きなテーブ...
mixi日記

『死にいたる病』2 1-A-B(1-1-B)

B 絶望の可能性と現実性 絶望は、長所であり、短所でもある。絶望するということが、「人間が動物よりすぐれている長所」なのであり、絶望に注意するということが、「キリスト者が自然のまままの人間よりすぐれている長所」なのであり、絶望から癒されてい...
mixi日記

『死にいたる病』1 1-A-A(1-1-A)

第一編 死にいたる病とは絶望のことである A 絶望が死にいたる病であるということ  A 絶望は精神における病、自己における病であり、したがってそれには三つの場合がありうる。絶望して、自己をもっていることを自覚していない場合。絶望して、自己自...
mixi日記

『死にいたる病』を読む。

死にいたる病(副題)教化と覚醒のためのキリスト教的・心理学的論述                    アンチ・クリマクス著                    セーレン・キルケゴール刊                    コペンハーゲ...
mixi日記

『死にいたる病』緒言

「この病は死にいたらない」(ヨハネ11:4)しかしラザロは死んだ。 キリスト教的な意味では、死は最後ではなく、「一切のものを包む永遠なる生命の内部における一つの出来事」にすぎない。「無限に多くの希望が死のうちにある」のだ。それゆえ、「キリス...
mixi日記

『死にいたる病』序

底本は桝田啓三郎訳『死にいたる病』(世界の名著40)を用いる。ただし、斎藤信治訳『死に至る病』(岩波文庫)および、工藤綏夫著『キルケゴール』(センチュリーブックス 人と思想 19清水書院)も参照にする。 まず、アンチ=クリマクス(Anti=...
mixi日記

「同一性」という志向―教育

前に取り上げた「同一性」についてだが、これには教育が重要にかかわってくる。いわゆる愛国的教育というものだ。日本もそこまでいかないと思うかもしれないが、しかし同じ日本人であることを前提として、周りと「同じ」ことをしなければならない、という教育...
mixi日記

ベンヤミンの弁証法―救済

通常の弁証法は、二分法により積極と消極を区別し、そうして得られた消極部分は積極部分を明白に浮き上がらせる役割をもつのみである。消極部分は排除され、さらにその積極部分を積極と消極を区別し、さらなる積極部分を照らし出す。 プラトンにおいては、こ...
mixi日記

「同一性」という志向

すべての人は何らかの形で共同体に属する。それは具体的・抽象的を問わず存在している。連合体・国・地域・都道府県なんかがそうであるし、学校・企業などもそうである。さらに血縁的共同体、地縁的共同体などがあるだろう。 そういった社会への強い帰属意識...
mixi日記

フォイエルバッハ

人間は、個体としての人間と類としての人間に区別され、個体としての人間は有限だが、類としての人間は無限であり完全である。 すなわち、類としての人間は神なのである。「人間と人間の神とは一体である」とフォイエルバッハは言う。 動物は一重の生活を送...
mixi日記

「数の暴力」

民主主義こそが、すべての人間が自由になるために人間が勝ち取ったものとして学校では教え込まれる。しかし、これは本当に正しいか。本当に民主主義は善なのか。 ところで、政治家がよく言う「民意を問う」の「民意」とはなんであろうか。これは辞書的には「...