哲学用語

フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ ヘーゲル p139 |『自由からの逃走』13

19世紀初頭を代表するドイツの哲学者。主著は『精神現象学』『法の哲学』などです。ドイツ観念論(ドイツ古典哲学)の代表的論者として知られ、論理学、自然哲学、精神哲学の三部門からなる哲学体系を説きました。特にヘーゲル由来のもので知られる今でも大...
哲学用語

フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ カント(1724-1804) p139 |『自由からの逃走』12

18世紀後半に活躍したドイツの哲学者。近代哲学を代表する最も重要な哲学者の一人に挙げられます。主著は『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』『単なる理性の限界内における宗教』などです。全功績と影響を語ると一日では終わらないくらい功績を...
心理学

フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ 二重予定説←カルヴィニズムの予定説 p70 |『自由からの逃走』11

予定説はキリスト教の神学において節目に見直される考え方です。予定説とは、”魂の救済は、人間の意志によるのではなく、神によってあらかじめ定められているとする考え”(山川出版社『世界史事典』)であるといいます。古くはパウロ、アウグスティヌス、ル...
ニーチェ

フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ マックス・ヴェーバー(1864-1920)←マックス・ウェーバー p60 |『自由からの逃走』10

ヴェーバーはドイツ語読み、ウェーバーは英語読みで同一人物です。ヴェーバーは社会学黎明期におけるドイツの社会学者、思想家です。社会科学の各領域にマルクスと対照されるほど巨大な業績を遺しました。はじめは国民経済学をおさめて若くしてフライブルク大...
心理学

フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ ヤコブ・ブルクハルト(1818-1897)←ヤコブ・ブルックハルト p54 |『自由からの逃走』9

ブルクハルトはスイスの歴史家、文化史家で特にルネサンスの研究で有名です。ベルリン大学にて近代歴史学の祖ランケに歴史学を学び、クーグラーに美術史を学びました。数回イタリアを旅行し、古代ギリシャやルネサンス期の文化などから深い人間性への洞察を行...
哲学用語

フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ 自由の分類:「~への自由」と「~からの自由」 p42 |『自由からの逃走』8

フロムは自由を二種類に分類します。「~からの自由」は組織や圧力、束縛からの解放で得た自由です。自分が主体的に選び取るニュアンスが少ないため、消極的自由とも呼ばれます。たいして「~への自由」とは自分自身が積極的に自由を行使してその対象を得よう...
心理学

フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ 個性化(individualization) p33 |『自由からの逃走』7

“個人がその人が持つ固有の特性を自覚し、発達させ、発揮すること、またそのことが相互に尊重され、価値とされる社会の在り方をさして個性化という。” (『社会学小辞典【新版増補版】』,有斐閣,2005)上記解説文によると、個性化には二つの意味があ...
心理学

フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ 精神分析に影響を受けた人類学←精神分析的概念の人類学 p30 |『自由からの逃走』6

フロムが精神分析を社会心理学に応用しようとしたように、文化や社会に無意識の考え方を採用してこの分析を行おうとする文化人類学が20世紀前半のアメリカを中心に流行しました。北米の先住民文化にはアポロ型、ディオニソス型、パラノイア型という三つのパ...
西洋哲学

神話とプレゼンとコピーライティング|雑記

昨日は一日副業をしていてあまり勉強していなかったです。でも車の中などで考えていたことを少しアウトプットします。ぼくは人文学が好きなんですけど、20世紀最高の知性をもつ一人、クロード・レヴィ=ストロースという人類学者が行き着いた先が神話研究。...
心理学

フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ フランス社会学派(デュルケム学派)←「社会学的理論(デュルケムおよびデュルケム学派)」 p21 |『自由からの逃走』5

19世紀末から20世紀初頭に活躍したフランスの社会学者エミール・デュルケムを中心に、デュルケムの弟子たちによって形作られたグループ。社会学のみならず、民族学(文化人類学)、言語学、倫理学、法学、経済学などの研究を行う学者もいました。デュルケ...
心理学

フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ エディプス・コンプレックス p18 |『自由からの逃走』4

フロイトの提唱した概念。精神分析で子供(男の子)の心が発達し自立していく際の心のあり方を説明した概念です。子供は母から愛されることを欲しており、同時に母の愛する人(つまり父)をねたみ憎みます。一方で自分が父のようになれば母の愛が得られると考...
心理学

フロム『自由からの逃走』を読むための用語解説/ ホッブズ(1588-1679) p15 |『自由からの逃走』3

17世紀に活躍したイギリスの哲学者。社会契約論の哲学者として知られます。若いときにフランシス・ベーコンの助手をして、大陸のデカルトやガリレオらの学者とも親交があったといいます。53歳のときにピューリタン革命が、91歳の死の10年後に名誉革命...
心理学

フロム『自由からの逃走』を読むための前提知識まとめ/フランクフルト学派と新フロイト主義|『自由からの逃走』2

本書を開いてすぐ、カバーの端にあたる部分に著者紹介があります。そこに出てくる単語で、フランクフルトと新フロイト主義というのがフロムの思想においてとても大事な位置を占める言葉です。一つずつ解説します。フランクフルト本書の解説などには触れられて...
心理学

エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』を読むための前提知識をまとめました/序文|『自由からの逃走』1

序文私がこのブログを執筆した目的があります。その目的とは、本課題本は社会思想史の流れを知らないと読みづらいところがあるから、そこを少し本書に出てくる用語ごとに解説を加えることで、19世紀末から20世紀前半の社会思想や哲学についての理解を深め...
人文科学

仏によって救われる念仏を唱える|『お経で読む仏教』第6章『阿弥陀経』

どうもこんばんは、高橋聡です。最近ゴールデンウィークに入って、お寺と神社巡りをちょこちょこしています。落ち着く場所に行くことができるっていいですね。前回の内容さて今回はまた前回から続いて、『お経で読む仏教』のミクロダイジェストをお送りします...